井手長官、旅行会社向け安全マネジメント検討へ-万里の長城事故で
観光庁長官の井手憲文氏は11月16日の定例記者会見で、旅行会社に対し、安全をはかるための仕組みづくりを検討したい考えを示した。これは、アミューズトラベル主催ツアーの万里の長城遭難事故を受けたもの。同社のツアーでは、2009年7月にも北海道大雪山系トムラウシ山で遭難事故が起きている。井出氏は「旅行会社は単なる斡旋事業ではない。特に募集型企画旅行は旅行会社が造成して呼び込むもの」とし、「安全への取り組みは、旅行業を強くし、質を高めていく上で避けて通れない問題」であると強調。今後は何らかの形での安全マネジ...