求人情報

地熱発電の無秩序開発に警鐘 日本温泉協会、自然保護の観点から声明

日本温泉協会(廣川允彦会長)は4月27日付けで「無秩序な地熱発電計画に反対」とする声明文を発表した。地熱発電は、再生可能エネルギーとして東日本大震災後に注目を集めているが、自然保護や温泉源保護などの観点から拙速な開発に警鐘を鳴らしている。同協会が挙げる問題点は、発電のために必要な「蒸気や熱水を汲み上げる生産井は経年変化により減衰し、数年おきに新たな補充井の掘削が必要なことはこれまでの実績からも明らか」とし、発電出力維持のため絶えず新たな掘削が繰り返されることから周辺の「地形の改変」や「環境破壊」「温...