「現在窮乏、将来有望」−飛躍の機会は眼前に 全日空社長 山元峯生氏
昨年の秋以降、企業が出張を手控え、多くの方が将来への不安から消費に慎重になっているために、ANAグループの収入も落ち込みが顕著になっている。私は、今年もこの傾向は続くと覚悟している。しかし、悲観ばかりすることはない。幸いなことにANAグループには、飛躍し得る機会が眼の前に広がっている。今年9月の沖縄貨物ハブ構築、来年3月の成田空港発着枠拡大、来年10月の羽田空港発着枠拡大・本格国際化だ。これらの機会をチャンスにできるANAグループになるために、改善にとどまらない改革を加速させていく。現在、改革メニュ...