ホテルの土地を所有する財産区は、宮崎市青島の一等地で20年近く廃墟となったままの旧青島橘ホテルの解体や再開発を行う事業者に、佐賀県嬉野温泉の和多屋別荘を選んだ。地元で、旧青島橘ホテル放置問題として知られる長年の懸案が、解決に向け大きく踏み出すことになった。再生計画には、2社が名乗りをあげていた。和多屋別荘の案は、2階建て24室の宿泊施設を中核とするもので、投資額は15億円。資金は、特定の事業に対して行われ、事業の収益だけが返済の対象になるノンリコースローンで調達する。土地については賃借方式を提案して...