“限界集落”の活用策は―鳥取県智頭町でシンポジウム

鳥取県智頭町で7月27日、山村集落の活用を考えるシンポジウムが開催される。定住者が激減し廃村の恐れもあった、いわゆる限界集落を町が文化財、観光交流の場として再生を試みてきた10年間を検証し、今後も持続できうる保存活用策を探る。集落は、町の中心部から山を隔てて車で20分ほどの場所にある板井原集落。昭和40年代まで車道がなく、集落内は昔のままの地割で茅葺き屋根の民家といった景観が残っている。町では10年前から、集落の保存活用に取り組みはじめ、民家の修復や遊歩道整備など景観保全を行ってきた。古民家を改装し...