ドイツ、「宮殿と庭園」よりヘレンハウゼン王宮庭園の紹介
北ドイツのハノーバーにあるヘレンハウゼン王宮の大庭園「グローサー・ガルテン」。ハノーバー選定帝侯妃であったゾフィーによって1714年に完成しました。ドイツで当時のまま最もよく保存されている初期バロック庭園で、幾何学的模様の広い花壇と砂岩でできた白い彫刻群が印象的です。ヨーロッパ最高といわれる高さ82mに達する大噴水、1670年ごろの大きな多段滝、オランジェリー、夏には野外コンサートや野外演劇の舞台となる黄金の庭園劇場が点在します。19世紀半ばまでに庭園は次々の拡張され、現在は4つの庭園で構成されてい...