全日空（NH）は、このほど東芝が発表したボーイングB787型機用のポータブル型超音波非破壊検査装置の開発に協力した。同装置は国内メーカーが開発した超音波非破壊検査装置としては初めて、ボーイング社のメンテナンス用指定検査装置に採用されている。NHは主に、航空機整備に関する経験や知識といった情報の提供と、ボーイングと東芝の仲介を担当した。B787型機は、機体の主要構造材の大部分に炭素繊維強化プラスチック（CFRP）が採用されており、機体の軽量化とそれによる省エネルギー効果を実現している。その一方、CFR...