海外旅行市場動向調査、2003年の出国者数の予測は1350万人
財団法人日本交通公社は7月28日、第8回海外旅行動向シンポジウムを開催した。この中で、SARSの影響で落ち込んだ市場の回復を予測した同財団観光マーケティング部主任研究員の黒須宏志氏は「1991年の湾岸戦争と2001年の同時多発テロの場合、本格的な回復は危機の発生から7ヶ月から8ヶ月であったことを考えると、秋口に回復傾向が加速し、年末年始に本格化する」と語った。これは、以前の事例で多客期をきっかけとして、成長率に変動をもたらしながらも徐々に回復する傾向を受けた見通し。また、テロやSARSと不安要素が続...