航空券の最安予約タイミングは?エクスペディアが2025年版節約術を公開
エクスペディアは、航空券販売データを基にした「2025年の旅行節約術」を発表した。Airlines Reporting Corporation(ARC)およびOfficial Airline Guide(OAG)と協力し、最適な旅行時期、予約タイミング、欠航を避ける方法など、コストを抑えながら快適な旅行を実現するための分析結果を示している。
データによると、エコノミークラスの旅行者は5月、ビジネスクラス以上の旅行者は6月が最もお得な時期とされ、それぞれ最大9%、12%の節約が可能だという。また、混雑を避けるには1月の旅行が最適で、火曜日のフライトを選ぶことでさらに快適な移動が期待できる。
航空券を最もお得に購入できるのは日曜日で、金曜日と比較して最大26%安くなる。国際線エコノミークラスの場合は土曜日、ビジネスクラス以上では日曜日の予約が最も安価になる傾向がある。また、国際線は出発日の18~24日前に予約すると、最大9%の節約につながるという。
出発日の選び方も重要で、木曜日発のフライトは日曜日発に比べて最大21%の節約が可能。国際線のビジネスクラスでは最大26%の差が出る。さらに、欠航リスクを低減するには、午前9時から午後3時の間のフライトを選ぶのが有効とされている。
航空券の価格動向についても分析されており、2023年と比較してエコノミークラスで13%、ビジネスクラス以上で8%の価格低下が確認された。また、2024年に日本人に最も人気のあった海外旅行先はソウル、バンコク、台北で、今後のトレンドとして韓国のチョンジュや中国の成都などの需要が急増している。
加えて、世界各地で新空港の開業が進み、2023年以降カンボジア、メキシコ、インド、ブラジル、トルコなどに新たな空港がオープン。航空ネットワークの拡充により、旅行の選択肢が広がっている。
エクスペディアでは、こうした価格変動を把握できる「プライストラッカー」機能を提供し、利用者が最適なタイミングで航空券を予約できるようサポート。また、航空券とホテルをセットで予約することで、割引が適用される仕組みも用意している。