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【バリ島現地レポート】観光地が久々の賑わい、人気の秘境スポットを紹介

  • 2022年6月20日

 こんにちは!インドネシアより現地レポートです!乾季になり、バリ島は気持のよい青空が広がる季節となってきました。インドネシアは3月末から入国後の隔離が不要となり、また4月よりVOA(Visa on Arrival:特別到着ビザ)の発給が開始されたことにより、以前に比べるとインドネシア入国のプロセスが簡単になりました。しかし、日本からのバリ島への直行便は現在も運休が続いています。バリ島へお越しになるには経由便利用となるため、バリ島に本格的に日本人観光客が戻る日はまだ少し先になりそうです。

 6月1日現在のインドネシアへの入国ですが、ワクチン接種2回以上完了していれば、入国時の隔離はなく、PCR検査の陰性証明書も不要です。また、観光目的の場合インドネシアの空港にてVOAビザ(特別到着ビザ)にて入国が可能です。

断食明け休暇で各地の観光地が久々に大賑わい

 今年のゴールデンウィークの時期はイスラムのラマダン(断食)明けとなるレバラン(断食明け大祭)休暇と重なったため、レバラン休暇中は多くの国内旅行者でインドネシア各地の観光地は賑わっていました。ジャカルタ在住の日本人の方も、バリ島やその他エリアへの国内旅行を楽しんでいました。今回はレバラン休暇中に在住の方々に人気があった、インドネシアの秘境スポットを3つをご紹介します。

コモドドラゴンが見られるコモド島と絶景を眺めるパダール島

 ジャカルタから飛行機で約2時間20分、バリ島からは約1時間10分で到着するコモド諸島は「アジアの最後の秘境」とも言われています。そのコモド諸島にあるコモド国立公園は、コモド島、リンチャ島、パダール島の3島のほか、小さな島々を有する公園で、1991年にはユネスコの世界自然遺産にも登録されています。コモド国立公園には多種多様な陸生動物や海洋生物が生息していますが、中でも有名なのが恐竜の子孫といわれている世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」です。野生のコモドドラゴンを間近で観察することができるコモド島は国内旅行者の人気観光スポットとなっています。

世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」

近年はコモド島と共にパダール島に立ち寄りこの景色を見に行くのが流行っています

ブルーファイヤーで人気のイジェン山

 ジャカルタから飛行機で約1時間、バリ島から車で約5時間で到着するジャワ島のバニュワンギというエリアにあるイジェン山は、硫黄ガスが燃焼する際に発生する光が青い炎のように見える「ブルーファイヤー」で有名な火山です。ブルーファイヤーを見るためには夜中の1時頃登山を開始するという、なかなかハードなスケジュールにも関わらず、このブルーファイヤーを一目見ようと多くの国内旅行者がイジェン山を訪れています。

硫黄ガスが燃焼する際に発生する光が青い炎のように見える

火星のような景色が見られるブロモ山

 ジャワ島のスラバヤ郊外にあるブロモ山は巨大なカルデラを持つ活火山。ブロモ山は隣接するバトッ山と共に巨大な砂地のクレーターの中にそびえ立っているため、何とも変わった不思議な景色を作り出しています。また、このブロモ山はヒンドゥー教の聖地でもあり、火の神が住む聖なる山として崇められています。その幻想的な日の出はインドネシア国内で最も美しいと言われているほどです。先にご紹介したイジェン山観光と組み合わせて2泊3日で訪れることもできます。

ブロモ山は火の神が住む聖なる山として崇められている

大型イベントがついに再開

 新型コロナウイルスの影響で2019年の開催を最後に中止が続いていたマラソンの国際大会ですが、今年はバリマラソンとジャカルタマラソンの開催が決定しています。バリマラソンはバリ島旅行を兼ねて参加する外国人も多く、毎回大きな賑わいを見せています。

Maybank Marathon Bali 2022(バリマラソン)

 2012年からバリ島で開催されているMaybankマラソンは、インドネシアの銀行Maybankが主催する毎年恒例のマラソン大会です。本大会はバリ島の文化、バリ島の美しい自然、そしてバリ島の人々のおもてなしに触れることができる国際的なスポーツイベントであり、現在はスポーツツーリズムイベントの一つとして海外でも広く認知されています。今年は8月28日に開催される予定で、バリ島ギャニャール地区を駆け抜けます。競技カテゴリーはフルマラソン、ハーフマラソン、10キロ、キッズダッシュの4つに分かれています。

Jakarta Marathon 2022(ジャカルタマラソン)

 インドネシア最大の国際スポーツイベントであるジャカルタマラソンは、現在のインドネシア大統領であるジョコ・ウィドド氏がジャカルタ州知事時代に立ち上げ、2012年より首都ジャカルタで開催されています。ジャカルタマラソンのコースは、モナス(独立記念塔)、イスティクラル・モスク、カテドラル教会、旧バタビア地区、ホテル・インドネシア前のランナバウト等、ジャカルタ市内の人気観光スポットを走り抜けるコースとなっています。今年は10月16日に開催予定で、フルマラソン、ハーフマラソン、10キロ、5キロ、キッズ1kmの5つのカテゴリーに分かれています。

野本貴之
S.M.Iトラベル インドネシア代表
サーフィン好きが高じて25歳の時にバリ島へ移住しダイビングインストラクターとなる。2006年にS.M.Iトラベルに転職し、バリ島支店とジャカルタ支店を開設。バリ島の観光、ジャカルタでのビジネス渡航、視察のコーディネートや訪日旅行の販売、プロモーション、畳の販売などをおこなっています。