第1回まちづくりアワード、国土交通大臣賞に岐阜県飛騨市
国土交通省は5月31日、第1回「まちづくりアワード」の最高賞、国土交通大臣賞に飛騨市を選定したと発表した。
飛騨市では「地域の困りごとを交流資源にする」という発想の転換で、飛騨市民の困りごとと、それを手助けしたい飛騨市ファンのボランティアをマッチングするウェブサイト「ヒダスケ」を開設。ヒダスケを媒介に地域内外の交流や関係人口を増やしているほか、農作物出荷量の増加、人手不足への対応などで、地域コミュニティに貢献していることが評価された。
ヒダスケでみょうが畑が復活
ヒダスケは2020年4月に開設。ウェブサイトには参加者を求めるプログラム一覧がカレンダーと一緒に掲載され、これまでに7817人が飛騨市民の困りごと解決に参加している。
参加者には返礼として地元野菜や市内など1200以上の加盟店で使える電子地域通貨「さるぼぼコイン」が贈呈されている。
現在、ヒダスケには「みょうが畑の草取り・間引き体験」「五右衛門風呂の釜の炉作り」「飛騨コシヒカリの田植え体験」などの「手助け求む」情報が掲載されている。
情報提供:トラベルニュース社