豪州の「今」を駐在員の視点から-一時帰国で実感した日豪コロナ対応のギャップ

  • 2022年5月19日

オーストラリア入国

 オーストラリアの入国では、シドニー空港着陸から外に出るまで何と約30分! 最短記録を更新しました。降機後キオスクで入国チケットを取り、スマートゲートで入国(ここまではコロナ禍前と一緒)。荷物受け取りのターンテーブル前に係員がおり、ワクチン接種証明書の確認を行っています。ワクチン接種証明書は紙でもスマートフォンの画面表示でも可。航空会社のようにパスポート番号とのチェックはなく、パッと見て「はい、OK」という感じでした。

 NHの機内では、国際線ターミナル内のVAの乗り継ぎカウンターは閉鎖中のため、荷物と共に国内線ターミナルまで移動の上、チェックインと荷物預けを行うようにとの案内でしたが、実際は国際線ターミナル内の乗り継ぎカウンターはオープンしており、チェックイン及び荷物預けも可能でした。国内線ターミナルへの移動は無料のターミナル間移動バス(Tバス)になります。

 シドニー国内線ターミナルは大混雑、ジェットスター航空に至っては建物外まで長蛇の列で、2時間近く掛かるのでは? というほどの状況でした。セキュリティ通過後のフードコートでは空き席を探すのも一苦労。オーストラリア国内旅行は通常通りに戻っているというよりも、今までの旅行控えの反動から凄まじい旅行需要にあると感じられます。

 ゴールドコーストまでのVA便も満席、既にクイーンズランド州のスクールホリデーは終わっていましたが、ゴールドコースト空港も多くの人で賑わっていました。

シドニー空港国内線ターミナルの様子

 今回オーストラリアと日本の出入国を経験し、一般観光客の往来には日本入国に際しPCR検査をオーストラリアで受診する必要があることが大きな障壁であると感じました。また、約2年半ぶりの日本滞在で、両国のコロナウイルス禍での実生活上の相違、特にマスク着用に関する慣習の違いを大きく感じました。今後の観光客往来再開に向け、現地ランドオペレーターである私共が「オーストラリアの今」を発信していく重要性を再認識しています。

本稿はトランスオービット ゴールドコースト支店マネージャー松本哲也氏よりご寄稿いただいています。
※2022年5月17日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
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