アメリカ、アメリカ出張レポート (日本帰国時の検疫手続きについて)

  • 2022年4月22日
  • 出典:OTOA

アメリカから先週、帰国しました。

アメリカと言っても、今回はカリフォルニア、アリゾナ、ユタ、ネバダ州です。

この4州だけですが、一般の人たちはノーマスクでした。

ただし、飛行機の機内、空港施設内は皆さんは100%近くマスクをしています。

ほぼ、正常生活に戻っています。

問題は物価の高騰で、特に生活に密着しているガソリン代が日本の1リッターの値段と同じになっています(昔は1/4だった)。特にカリフォルニは高いです。

結果、私達の旅行業界に直結している、ホテル、バス(車)、ガイド、全てが高くなっています。航空運賃もグループ料金の設定はないし、料金も日々高騰、燃油サーチャージも上がるわ、海外が遠く感じます。

■ 成田空港入国の際の検疫

2022年4月13日にアメリカ出張から帰国した際の検疫手続きについてご報告いたします。

〔帰国準備 その1〕

 ワクチン3回接種の証明書。(日本出発前にスマホに接種証明書のアプリをインストール)

〔帰国準備 その2〕

 帰国便の搭乗72時間前にPCR検査。ラスベガスの場合ストリップ近くにPCR検査場があり、

 受信後30分で日本の書式での陰性証明を発行してくれます。

〔帰国準備 その3〕

 2022年3月から導入されたファストトラック(検疫の入国前WEB手続き)を登録。

 MySOSをインストール。昨年10月に訪米した時からバージョンアップされていました。

 入力前にバージョンアップしておくことが肝心。

 ワクチン3回接種を証明するものをスクリーンショット、

 帰国72時間前のPCR検査結果をスクリーンショットしておくこともお忘れなく。

MySOSを立ち上げ、右上の「検疫手続き事前登録」ボタンをクリックし、

必要書類を登録していきます。

 (1) 質問票に入力

 (2) 誓約書に入力

 (3) ワクチン接種証明書(「有無」を選択し、スクリーンショットした証明書を添付)

 (4) PCR検査証明書(これもスクリーンショットまたは原本を写真撮影したものを添付)

以上4点を到着予定日時の16時間前までに申請すれば、センターで登録内容が確認され、アプリ画面が赤から緑に変わります。

MySOSの画面が赤から緑に変わったら、QRコードをスクリーンショットしておきます。

WEBでのファストトラックの説明では、MySOSの緑画面を見せれば良いと記載されておりますが、実際にはQRコードの画面を見せなければなりません。空港内のWi-Fiにつながっていないと、MySOSのQRコードにつながらず、現場で焦ることになります。

QRコードの画面をスクリーンショットしておくと便利です。

空港到着後、緑の画面のQRコードを見せて、ファストトラックに並びます。

これがないと、書類を何枚も書かされ、待ち時間が長くなります。

ただ、ファストトラックでスムーズかと期待しましたが、搭乗機のファーストクラスの人も私の数人前で並んでいました。かなりの長い列になっており、何を確認しているのか、不思議でした。

第1回目の確認デスクで「健康カード」なるものを受け取り、PCR検査を受けます。

その後、1回目の確認デスクで受けた質問と同じ内容を2回、無意味に受けました。

隣にいた外国人が無駄な時間、無駄な移動を強いられかなり怒っていました。

また、PCR検査場には外交官のご夫婦もいましたが、同じ待遇を受けていました。

その後、またまた長い長い移動を強いられ、PCR検査結果の待機場所に移動しました。検査結果がでるのに1時間以上かかり、成田空港に到着から出発するまで、ファストトラックでも3時間かかりました。

ロサンゼルス空港では、飛行機が到着して空港を離れるまで、わずか30分でした。

知人はシアトル空港では20分だったそうです。

無駄な時間、無駄な人件費、無駄なスペース、日本の検疫がもっとスムーズになることを望むばかりです。

現在は、指定国・地域滞在歴なしで3回ワクチン接種していれば、自宅待機なしです。

ワクチンなしでも3日間の自宅待機のみです。

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一つ驚いたことがあります。昨年10月に比べてロサンゼルスから成田への搭乗者数がかなり多く、エコノミー席はほとんど満席でした。需要が増えたのだなぁと感心していたのですが、到着後、機内アナウンスで「乗り継ぎの方が先に降りてください。成田までの方は席でお待ちください」と言われ、座席で待機していましたが、90%の乗客が乗り継ぎでした。乗務員も80~90%が乗り継ぎだと。

日本からの乗客は、まだまだ少ないと感じました。

■ 米国に出張して感じたこと

1) 今回訪れたラスベガス、ユタ州、アリゾナ州は、米国内の他州と比較しても

 コロナに関しての危機感はなかった。

2) 通常の日常に戻っている。

3) 飛行機での移動はマスク着用が義務つけられているため、空港施設内はほぼ全員

 マスクを着用している。** 出張時点の情報

4) 街中では、ほとんどの人がノーマスクである。

5) ホテル、レストランその他ではマスクはしなくて良い。

6) 野球場その他ではノーマスク。

7) ソーシャルディスタンスはほとんどない。

 (コロナ禍での名残は床などに靴跡のシールが貼られているが、あくまでも名残)

8) ハイヤー、UBER、タクシーの運転手はマスク着用。

9) レストランの従業員はマスクを着用。

10) アメリカは非接触に過度に注意している。

 a. 支払いはほとんどカード使用

 b. マクドナルドなどは機械で注文

 c. 握手は避ける。

 d. ホテルの掃除は3泊以内ではしない

  → 掃除を希望する場合はフロントに申し出る。そのため毎日の枕銭(チップ)はなくなりました。

11) 州によって異なりますが税関は非接触対応となっている。

12) コロナ以前の生活に戻っていますし、アメリカは広い土地ですので感染する危険性は

 日本より少ないです。

13) 物価が高騰していますし、円安が進んでいるので、ファストフードでも日本円に換算すると

 非常に割高に感じる。

14) とにかく、ガソリン代が値上がっている。日々、給油するたびにガソリンが高くなる。

  バス代もパンデミック前の数倍になっている。

  バス会社、車両会社が存続しておらず、現存している会社を探すのが難しい。

15) ラスベガスではホテルのバッフェが、火曜、水曜休業としている所がいくつも見られた。

  ストリップを外れた the PALMはまだ閉めていたり、レストランも閉鎖している所があった。

  日常はほぼ戻ってはいるものの、ホテルやレストラン、車両会社はパンデミックの影響から

 まだまだ戻っていないと感じた。

■ アメリカのコロナ事情

2021年10月の米国出張時は、アメリカ人もかなりの人達がマスクを着用していました。

ただし、その10月であっても野球場、フットボール競技場ではノーマスク、ソーシャルディスタンスはなし、席は満席、大声で応援する、唾(ツバ)は飛ぶ、レストランではアクリル板はなしの環境下で2週間滞在、経験しましたが、幸いにもコロナには感染しませんでした。

まだワクチン2回接種時点です。

今回は2022年3月末から3週間の滞在。今回はブースター接種済みのワクチン3回。

アリゾナのフェニックスには行くし、ユタ州のセントジョージには行くし、その地区では外食するしかないのでレストランへ。レストランはいずれも満席、アクリル板はなし、お客さんも我々もノーマスク。

日本人からすれば危険地帯に無防備でいる様なものです。

ラスベガスではホテルに宿泊するも、90%の人達がノーマスク、ホテル内のスターバックスでは長蛇の列、ノーマスク。

そんな環境でしたが、今回も幸いコロナに感染することなく、無事に帰国しました。

日本に帰国すると、外出時はマスク、マスク、あまりにも異なる環境に戸惑っています。

★ 注

上記情報(レポート)は、当協会会員がアメリカに出張した際に感じた内容をそのまま書いたものです。

その内容は執筆者の主観に基づいており、実際の現地・当時の状況、他の方が感じる内容と異なる場合もありますので、予めご了承ください。

また、上記内容は執筆者の出張当時の情報であり、現在の情報と・内容と異なる場合がありますので、ご注意ください。

OTOA事務局

情報提供:株式会社 トランスグループ日本海外ツアーオペレーター協会