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地域に分け入るJAL社員たち~関西広域・兵庫県編~

  • 2022年4月22日

「城崎」と「カニ」だけではない「豊岡のローカル」
「KANSAI」エリアの魅力を世界へ

-今後の需要回復も見据えて、コロナ後はどのようなターゲットにどのような商品・素材を紹介していきたいですか。

 関西観光本部では、8つのコンセプトに基づくルートを概成し「THE EXCITING KANSAI」というブランドを作っています。モデルコースや旅行商品の造成、旅行者の興味や関心を惹きつける動画や画像の情報発信に努め、世界の方々へ関西の魅力を発信していければと思います。

広報企画部 藤田智子さん

関西の鉄道会社から出向して2年目になります。出向前3年間は、沿線の自治体や企業、学校と連携して、お祭りなどのイベントの開催や、魅力あるまちづくりの検討や情報発信などを行っていました。

来訪者を増やし地域の賑わいを増やす…目指すところは似ていますが、関西観光本部は、対象が関西2府8県、訪日外国人であり、これまでの経験が即活かせるというわけではありません。ただ、国内・海外問わず旅行が趣味ということで、 楽しみながら業務を行っています。

現在は、広報担当として「KANSAI」の認知度を上げるべく日々知恵を絞るほか、会員サービスにも携わっています。

-観光資源やお薦めの食、特産品などをご紹介ください。

 ズバリ! 日本酒です。関西は、日本三大酒処「兵庫・灘五郷」「京都・伏見」を有し、こちらの大手酒造メーカーにはレストランが併設されていたり、人気観光スポットも近くにあったり、1日中楽しめます。また、関西に足を延ばせば、各府県の特色ある酒蔵に出会うことができます。

 関西エリアのお薦めの酒蔵といえば、灘五郷のひとつ御影郷にある「神戸酒心館」。ここは、きき酒ができる蔵元ショップや木造蔵の料亭が併設されており、お酒を飲まれない方も喜ばれると思います。また、数は少ないですが、大阪にも酒蔵があり、大阪・泉州にある「浪花酒造」は、丁寧な酒蔵見学と国の有形登録文化財に指定された建物は必見で、個人的におススメです。

-今後の需要回復も見据えて、コロナ後はどのようなターゲットにどのような商品・素材を紹介していきたいですか。

 関西は、日本の原点につながる歴史・伝統・文化が育まれた土地であり、そしてこれらと溶け合った自然や様々な産業、関西弁に代表される親しみやすい気質の人々等の特徴があります。あらゆる機会を活用し、これらが重なり合った魅力をわかりやすく世界に発信する取り組みを始めました。アンダルシア地方やコードダジュール・プロバンス地方のように、関西地方のエリアとしての認知度を高めるために、様々な機会を通じて“KANSAI”の名称を用いる、SNSに”#KANSAI”を表示するなど、観光事業者様や自治体様と連携しやっていきたいと考えています。ぜひともご協力をお願いいたします。