地域に分け入るJAL社員たち~石川県編~
CAの経験活かし、誰もが安心して金沢を楽しめる環境づくり
小松市が世界に誇る産業コンテンツを観光へ
小松には、世界の建機メーカー「コマツ」をはじめとした世界シェアを誇る巨大メーカーから九谷焼などの日本を代表する伝統工芸まで、様々な産業が根付いています。そのような地元に根付いた産業コンテンツを活用した「産業観光の推進」に現在力を入れており、私もそのプロジェクトに携わっています。
コロナ後のインバウンド戦略でも、産業観光における多言語ガイド育成やモニターツアーなどを実施し、インバウンド復活後に備えた準備をしています。今年度は誘客施策としてオープンファクトリーイベント「GEMBAモノヅクリエキスポ」を実施しましたが、今後は「小松オリジナル」の産業観光確立に向け、その魅力を国内外に発信していきたいと思います。
にぎわい交流部観光交流課 山田菜摘さん
小松市は、歌舞伎十八番「勧進帳」の舞台で、義経と弁慶の伝説が残る「安宅の関」があり、江戸時代から続く町衆文化である子供歌舞伎と曳山が現代でも残っているなど、歴史が色濃く残るまちです。
また、霊峰白山からもたらされる恵みで、美味しい農産物ができ、日本海の海の幸も豊富。特に、白山の伏流水で仕込んだ日本酒はおいしく、全国新酒鑑評会金賞常連でノーベル賞のアフターパーティーで採用された酒蔵や、政府専用機の機内酒に採用されていた酒蔵もあります。
小松市では、歴史、文化はもちろん自然や産業観光まで様々なことを楽しむことができます。特に、産業観光を体験するプログラムの充実を図っており、今後、修学旅行や教育旅行にも活用していただければと思います。
また2024年の北陸新幹線延伸は大きなチャンスではありますが、一方で、今後、海外や遠くから乗り継ぎで来ることができる飛行機は魅力です。ぜひ小松空港を利用して全国・海外からも来てもらいたいと思います。これまでは団体での旅行も多かったですが、今後ますます個人旅行が増えるでしょうし、誰でも使いやすい二次交通の充実を図っていきたいです。