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20代社員が振り返る今週のニュース ー実際に動き始めている観光×メタバースの沖縄

 本題に入る前に、先週の記事 でKONIさんから私の転職先に関して聞かれているのでお答えすると、外資系のIT企業にいきます。所属部署や規模感は言うとバレそうなので秘密ですが。観光産業の企業がお客様になることはあっても、観光産業とは全然関係ない業界ですね。

 そういう意味ではメタバースやDXなどテック系のバズワードが頻出したWiT JAPAN 2022の記事は触れておきたいところです。
 個人的にはVRやらメタバースやらは現時点でそんなに心惹かれないのですが、一方ですでに色々と観光産業でメタバースの企画が動いているのも事実。ANAグループはバーチャルトラベルプラットフォームを作成する ANA NEO 株式会社を立ち上げていますし、地域で言えば沖縄がバーチャルOKINAWAのベータ版を既に公開しています。ネット等を中心に叩かれてしまって以降続報を聞きませんが、JTBのバーチャル・ジャパン・プラットフォームもメタバースの一種でしょう。他にもメタバースを実践してる観光プロジェクトがあれば教えてください。
 挙げた中でもバーチャルOKINAWAなんかは、素人ながらいいとこ取りをしてるなーと思います。現実の劣化コピーなら意味がないので、バーチャルだからこそできることをする。そこから販売チャネルへ繋げるというやり方ですね。地域がやるには非常に良い方法だと思います。

 一方、メタバースに旅行会社が手を出せるのか? というのは個人的に疑問視しています。メタバースの世界って、観光地を仮にまるっとコピーするにしても、現実ではできないものを融合して再現させるにしろ、旅行会社が介入する余地はないのでは? と思っています。技術的にも手出し出来ませんしね。
 DXに関してはもう書き飽きましたしスルーするとして、出たトピックの中で一番可能性が旅行会社にあるのはやはりサブスクじゃないかなと思います。すでにHafHなど成功例もありますしね。サブスクのLTV(顧客生涯価値)を継続的に向上させるという概念は旅行業界に新しいサービスを生みそうですし、個人的に期待しています。

 アンケートをとったテレワークに関するアンケートですが、コメントでyouさんが言われている通り、出来ない理由があんまり納得いかないところはありますが、個人的にはよく言われる「情報共有が不足する」みたいな意見が一番嫌いです!
 もちろん、人が集まってることによってなされるコミュニケーションや情報共有が良い効果を生むことは私も理解しています。でもそもそも、ドキュメントなりなんなりできちんと必要な情報が必要な人に共有されているのが会社として当然でしょう。口頭でその場にいる人だけ情報共有なんてことをすると情報格差はどんどん生まれていきます。情報共有が不足してるとすれば、それはテレワークになったからじゃなくて、変わった環境やツールに対応出来ていないからです。オンサイトで全部してたときからやり方変えなきゃそりゃだめよってことです。
 一方コミュニケーションに関しては、たしかにテレワークは弱いですね。適切に必要な情報が不足なく共有されていても、コミュニケーションというのはまた別物ですから。個人的に解消方法で一番いいなと思ったのは、Discordで雑談部屋を作るってやつですね。Discordというのは無料で使える音声・チャットツールでもともとはゲーマー向けサービスだったんですが、最近は中小テック企業なんかを中心に結構業務で使われていますね。Discordだと皆で音声繋ぎっぱなしにして作業しつつちょっと質問とかもしやすいので、コミュニケーションには結構いい感じです。気になった方はこちらのページとか参考になるんじゃないかなと。これからまだまだ続くであろうリモートワークの一助になれば幸いです。