2021年、武漢の経済は大きく回復しました

　多くの有名なチェーンレストランが2019年に武漢にレストランをオープンし、2020年のロックダウン中は収入が全くありませんでしたが、ロックダウン後は地元住民のリベンジ消費が根強く、多くのレストランの売り上げはコロナ流行前から約3〜4倍増加しました。

　2020年には、多数の香港金融サービス会社が武漢にオープンし、香港での登録を予定している武漢企業に一連の金融サービスを提供しました。中国政府は武漢に多くの資金を投資しており、国有企業の本部が武漢に移転することを奨励し、武漢に所在する企業により多くのビジネスチャンスをもたらしました。多くの事業主はエピデミック対策の強化によりコロナ感染流行が再度起きたとしても、地域の投資環境に大きな影響を与えることはないと考えています。

武漢の住民が通常の生活に戻る

　流行の拡大を防ぐために、武漢の経済は一時的に停滞し、2020年の第1四半期のGDPは2019の第1四半期の40.5％に急落しました。

　武漢メトロは完全なシャットダウンから再開と継続的な建設を開始、新しい路線の開通も行い、2年間で市内のすべての地区をカバーしました。

　2021年、約27万社の新規企業が武漢に登録され、企業の登録社数は前年同期比で140％になり、外資系企業登録社数も2020年と比較して160%になりました。ビジネス街のあわただしさ、地下鉄の通勤者、駅前の混雑の増加も、武漢の回復の度合いを視覚的に示しています。

急速に発展している武漢メトロ

交通ハブである武漢の様子

　2022年1月7日の午前1時5分、電子部品、日用品、防疫材料を積んだ50車両のX8015列車が武漢駅を出発し、ドイツのデュイスブルクに向かいました。これは、2022年に武漢から今年2回目の中国-ヨーロッパ列車の出発です。

　2021年には、この路線は合計455台の車両、合計37000を超えるコンテナを輸送し、総走行距離は385万キロメートルになります。これは、地球の赤道を96回周回することに相当します。この貨物輸送経路を利用して、9000トン以上のマスク、防護服、人工呼吸器、手術着、その他のコロナ流行防止材料がドイツ、ポーランド、ハンガリー、その他の国に出荷されました。武漢は、中国内陸部と揚子江経済ベルトを結ぶことができる国内でも数少ない重要な都市の1つになっています。

　中国経済が成長を続ける中、武漢のエピデミック防止材料、電子製品、バルク貿易品、eコマース製品はすべて大量に輸出されています。2021年には、武漢天河空港が15万トン以上の国際貨物を輸送し、これは2019年の2倍以上になり、eコマースの総輸出入量は5300万件を超え、2019年の輸出量の33倍以上になります。