フレンドリーな接客で街のコンシェルジュに-ザ・スクエアホテル横浜みなとみらいオペレーションマネージャー 大田陽介氏
スタッフ全員が積極的にコミュニケーション
人気のエリアでファミリーやカップルをターゲットに
大田 開業直後は平日が30%から40%、週末は80%を超える稼働率でしたが、年末に向かうにつれて、それが高まっていきました、年始の1月3日までは想定以上の需要になり、ADRも想定を上回りました。コロナの状況が読み切れなかったため、ここまでの需要の高さは想定しておらず、スタッフ人数を抑えていたことは大変でしたが、嬉しい悲鳴でもありました。
周辺には「よこはまコスモワールド」やミュージアムも多いので、今後は春休みのファミリー層がカギになると見ています。
大田 求人にあたっては、凝り固まった考え方のない人を採用したいという考えから、ホテルの経験者という条件は設けず、飲食などいろいろな経験がある人を求めました。ホテルのサービスは、「尋ねられたら答える」という守りのサービスのイメージが強いですが、例えば、飲食関係の経験者であれば、お客様の様子を見ながら、こちらから新しく提案する「攻めの接客」ができる人が多いように感じています。
採用後のトレーニングでは、「自分から考えてほしい」と伝えています。大まかなルールは決めていますが、お客様への提案などについては、特別なルールは設けていません。開業直後はスタッフが積極的に自分から行動を起こしてくれ、随分と助けられました。
大田 みなとみらい地区にはハイブランドホテルが多いですが、そのなかで「ザ・スクエアホテル横浜みなとみらい」はカジュアルで親しみやすいブランドです。ターゲットは、フレンドリーな接客を好むファミリー層やカップルなどを考えています。
「ザ・スクエアホテル横浜みなとみらい」は眺望が抜群ですので、お客様からのご意見には、景色についてのコメントが多いですが、今後は景色に負けないサービスを提供して、「スタッフの気遣いが嬉しかった」というコメントがいただけるようなホテルにしていきたいと思っています。
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