需要が戻るまでいかにマーケットを保たせるか―横浜観光コンベンション・ビューロー 青木思生氏(後編)
鍵は「宿泊の獲得」
都道府県の中で戦う「市」、東京より高くても選ばれる街に
コロナ禍を受け、国内需要の取り込みに舵を切った横浜観光コンベンション・ビューロー(YCVB)。横浜と言えば知名度は抜群で、観光プロモーションの必要もないように思われるが、実は「かなり緻密に計画を練って戦略的に動いている」という。インタビュー後編では、他エリアとの連携や横浜の観光が次に目指す姿を聞いた。(前編はこちら) -他のエリアとも積極的に連携しておられます。青木思生氏(以下敬称略) 過去には鎌倉や箱根など県内の自治体とも連携していますし、今は渋谷とも話をしています。いずれも目的は「...