フレンドリーな接客で街のコンシェルジュに-ザ・スクエアホテル横浜みなとみらいオペレーションマネージャー 大田陽介氏

  • 2022年1月31日

スタッフ全員が積極的にコミュニケーション
人気のエリアでファミリーやカップルをターゲットに

 昨年12月14日に横浜みなとみらい地区に新しく「ザ・スクエアホテル横浜みなとみらい」が開業した。「ザ・スクエアホテル」は、ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツのブランドの1つ。みなとみらい駅まで徒歩7分の全232室。人気のエリアだけに、コロナ禍での開業ながら、年末年始は想定を上回る稼働率になったという。周辺には競合ホテルも多いが、今後どのようなホテルを目指していくのか。オペレーションマネージャーの大田陽介氏に話を聞いた。(聞き手:弊社代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人 岡田直樹)

大田氏

-まず、「ザ・スクエアホテル横浜みなとみらい」のコンセプトを教えてください。

大田陽介氏(以下敬称略) 「ザ・スクエアホテル」ブランドとして、「街と人がつながるスクエア」というコンセプトを掲げています。私たちが街のコンシェルジュとなって、横浜みなとみらい地区の情報を伝えて、人と土地を繋げていくという考え方です。専門のコンシェルジュ職は置いていませんが、スタッフ全員がマルチタスクとしてコンシェルジュを目指し、お客様とコミュニケーションをとり、お客様が求めているものを引き出すように心がけています。

-ご自身の紹介もお願いいたします。

大田 大手チェーンホテルで働いた後、2008年にソラーレ ホテルズ アンド リゾーツに入社しました。最初は「チサンホテル広島」です。その頃から、当社は役割に制限をかけずに1人のスタッフがなんでも対応できるマルチタスク制を進めていましたので、さまざまなことが学べると思い、志望しました。その後、夏のオンシーズンに限って、「オキナワ マリオット リゾート&スパ」で勤務し、フロントなどを務めました。

 広島ではレベニューマネージメントの仕事も任され、その後、心斎橋や大阪本町などのチサングループのレベニューマネージメントやマネージャーをなどを経験し、東京で「インソムニア赤坂」や「ザ・スクエアホテル銀座」でマネージャーを務めました。昨年12月の「ザ・スクエアホテル横浜みなとみらい」開業に合わせて、当ホテルのマネージャーに就任しました。

-コロナ禍の昨年12月に開業されました。ご苦労はありましたか。

大田 コロナ禍ですが、感染者数も落ち着いた時期でした。そのなかで、みなとみらいは年末年始に賑わう場所なので、そこに合わせるように開業を急ぎました。そういう意味でプレッシャーはありました。その他は特段悩みなく開業に漕ぎ着けられました。みなとみらいは若い人に人気の場所ですので、求人も順調に進みました。

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