セーバーホスピタリティソリューションズ日本支社長 萩原一平氏
謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は、多大なご支援、お引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。あらためまして新型コロナウイルス感染症に罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに、新年を迎えるにあたりご挨拶を申し上げます。
私たちは急速に変化する世界に直面し続けており、トラベルエコシステムは2年前とは大きく異なっています。パンデミックは2021年も旅行業界に試練を与え続けましたが、ここ数か月の旅行業界の再編でエコシステムに拍車がかかり、弊社も足踏みをせず、業界をリードするテクノロジーの発展に全力を注いでいます。現在は旅行に関連した現代の小売業を進歩させ、パーソナライズ化された旅行を提供するための新しい市場を開発し、お客様をこの技術革新への旅に導こうとしています。
既にGoogle社との提携についてご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、弊社はGoogle社と共に、セーバーの旅行業界での経験とGoogleCloudの高度な人工知能(AI)および機械学習(ML)機能を組み合わせたSabre Travel AIの開発を推し進めるパートナーシップを引き続き推進して参ります。2025年までにすべてがパーソナライズ化されていることを目標に、今年度以降も高度なAIとMLを製品に注入し、カスタマーエクスペリエンスを強化いたします。
また最近弊社は、アメリカンエクスプレスグローバルビジネストラベル(AMEXGBT)との長期的なパートナーシップ、企業の業務渡航向けの流通エコシステムテクノロジーを発表しました。2022年1月から始まるこの新しいパートナーシップは、業務渡航者や企業のニーズに応える流通エコシステムの発展に貢献します。2021年には、企業の業務渡航ツールGetThereでNew Distribution Capability(NDC)コンテンツもリリースし、企業のトラベルマネージャーが業務渡航者に多くの柔軟性と選択肢を提供できるようにしました。2022年も弊社のNDC計画を引き続き推進して参ります。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご多幸を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。