京都市や京都市観光協会らが「新しい京都観光に向けた共同宣言」、早期の観光回復へ
京都市や京都市観光協会など京都の観光関連団体は共同で11月11日、「新しい京都観光に向けた共同宣言」を行った。秋の観光シーズンを前に、観光地での混雑やマナー違反など従来抱えていた課題をコロナ以前に戻すことなく市民生活と観光が調和した観光スタイルを確立、早期の観光回復につなげる。
宣言に参画する団体は、京都市▽京都市観光協会▽京都商工会議所▽京都文化交流コンベンションビューロー▽京都花街組合連合会▽京都観光施設協議会▽京都観光土産小売商連盟▽京都観光旅館連盟▽京都国際観光レストラン協会▽京都個人タクシー団体協議会▽京都商店連盟▽京都伝統伎芸振興財団▽京都府観光連盟▽京都府タクシー協会▽京都物産出品協会▽京都府バス協会▽京都府物産協会▽京都府料理飲食業組合連合会▽京都府料理生活衛生同業組合▽京都府旅館ホテル生活衛生同業組合▽京都府旅行業協同組合▽京都名産品協同組合▽京都料理組合▽京都料理芽生会▽日本ホテル協会京滋奈支部▽日本料理アカデミー▽日本旅館協会京都府支部―の27団体。同日、京都市役所に門川大作・京都市長や田中誠二・京都市観光協会会長らが参加して宣言式を開いた。
「新しい京都観光に向けた共同宣言」は次の通り。
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わたしたちは、
一、 徹底した感染症予防・拡大防止対策など、市民・観光客双方の安心安全の確保に全力で努めます。
一、 コロナ禍からの力強い回復に取り組むとともに、観光課題解決先進都市として、市民生活と観光の調和を図り、地域への貢献など市民の共感の輪の拡大に努めます。
一、 地域の文化・コミュニティの継承・発展、誰もが暮らしやすいまちづくりなど市民の暮らしの豊かさの向上を図り、2050年CO2排出量正味ゼロなどの環境問題に対応しながら、SDGsの達成に貢献する持続可能な観光(サステナブルツーリズム)を追求します。
一、 観光客の皆様に対して、訪問地の市民の暮らしや慣習を尊重するとともに、自然やまちなみ、環境に配慮し、文化や伝統の継承・発展に貢献するなど、京都らしい観光スタイルの実践を呼びかけて、お迎えします。
一、 市民及び観光客の皆様と、共に京都を守りながら、次代の京都を創造していくために、常に観光を進化させるべく挑戦します。
情報提供:トラベルニュース社