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【カンボジア現地レポート】観光業は経済の柱、ロックダウン解除でウィズコロナの観光推進

  • 2021年10月19日

 チュムリアップスォー(こんにちは)!! 東南アジア8ヵ国でインバウンドとアウトバンドをおこなっておりますS.M.Iトラベルの加藤正智と申します。世界遺産アンコール遺跡を擁するシェムリアップを含むカンボジアのコロナ禍の現状レポートの第2弾をお届けします。

 カンボジアでは現在雨季の真っ只中で、ほぼ毎日最低1回はスコールが降るという天候となっており、地域によって多少の差はありますが、各地で田植えなどの農作業が最盛期になる時期となっています。また、10月にはプチュンベンという日本のお盆と同じような意味合いを持つ祭日、11月には首都のプノンペンでボートレースが開かれ大いに盛り上がる水祭りという大型連休が控えています。

※内容は2021年10月5日現在

2021年9月のプノンペン、セントラルマーケット周辺。人出も多くなり通常の状態に戻っています

カンボジアにおける新型コロナの感染状況

 カンボジアでは2021年2月20日の首都プノンペンでのクラスターを皮切りに感染者数が増えていき、4月にはプノンペンでロックダウンとなり、各州ごとに感染拡大対策、防止のための措置が段階的におこなわれました。ロックダウンの効果もあり感染者数が減少傾向にありましたが、デルタ株感染者の増加、タイへ出稼ぎに行っていたカンボジア人の帰国時のコロナ感染の増加などもあり、7月末からタイ国境に接する西部8州への州境移動の禁止、アンコール遺跡入場券の販売停止、シェムリアップ市内のロックダウン(オレンジゾーン設置)措置など対策を施しておりました。なお、ロックダウンにはレッドゾーン、オレンジゾーンの2種あり、いずれも住民の外出を規制するものですが、その制限の範囲が異なります。

 ロックダウンは8月12日に一旦解除されましたが、なかなか感染者数の歯止めのきかず、シェムリアップ近郊、市内中心部でも増加し続け、9月12日より再度のロックダウン(オレンジゾーン設置)、9月17日にシェムリアップ市内中心部を含む地区ごとのロックダウン強化(レッドゾーンの設置)がおこなわれました。その後、9月29日にオレンジゾーン並びにレッドゾーンの設置が解除されました。

 現在、カンボジア全土で公共の場でのマスク着用の義務化、1.5メートルのソーシャルディスタンスの確保の義務化がおこなわれており、守られない場合は罰金措置がとられます。また、プノンペン、シェムリアップ含め、店舗におけるアルコール飲料の販売の禁止、カラオケ、ディスコなど全種類の娯楽施設の閉鎖、学校、職業訓練校など含む教育機関の休校(オンライン授業は実施)の措置が継続されています。

 2021年10月5日現在の累計感染者は11万3475人、累計死者数は2406人、新規感染者は219人となっています。

感染者推移
日付累計感染者新規感染者
6月30日4万9255人723人
7月31日7万6585人668人
8月31日9万2616人408人
9月30日11万1673人881人
提供元:JHU CSSE COVID-19 Data


ワクチン接種状況

 ワクチン接種は順調に進んでおり、2021年10月1日時点で全人口に対しての必要回数のワクチン接種完了した割合は66.3%となっています。さらに必要回数接種者に対してのブースター接種(3回目接種)も盛んにおこなわれております。また7歳以上の子供に対するワクチン接種も進んでいます。

”観光の街”シェムリアップの現状

 シェムリアップは前述の通り、9月29日までのロックダウンが解除され徐々に街の雰囲気も平常に戻りつつあります。びっくりしたのは9月29日の13時にロックダウンが解除されたのですが、これを待っていたとばかりに15時過ぎには多くの人がアンコール遺跡方面、トンレサップ湖方面へサイクリングに繰り出したこと、また、10月2日、3日の週末にはやはり多くの人が自転車、バイクなどでアンコールワットのお堀端で夕涼みをしていたことでした。2021年に入って何度かおこなわれたロックダウンが大きなストレスになっていたことがうかがえます。

 また、アウトドアでの活動を楽しむ、というのはコロナ前のカンボジアでは、暑さなどもあり、それほど人気ではなかったのですが、サイクリングをはじめとするアウトドアの活動が健康志向も相まってかなり定着してきたと感じています。シェムリアップ市内にあるウェイクサーフィンを楽しめる施設もロックダウン解除後、営業を再開し、在住の欧米人など多くの家族連れでにぎわっておりました。

ロックダウン解除後最初の日曜日である10月3日のアンコールワット前の様子、多くの人がサイクリングに来ていました

シェムリアップ市内のウェイクサーフィンを楽しめるウェイクパーク、コロナ明けの週末にはオープンしていました

ウェイクパークの受付、こちらでも入場の前に手指の消毒、検温がおこなわれています

 また、今年6月よりシェムリアップ州政府の取り組みとして他州からシェムリアップ州へ入境する際には各州境に設けられていたチェックポイントを通過し、その際に検温、問診、などとともに入境者の登録、QRコードの取得が義務付けられておりましたが、これも、9月29日で解除されています。

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