【カンボジア現地レポート】観光業は経済の柱、ロックダウン解除でウィズコロナの観光推進
首都プノンペン、カンボジア第2の都市バッタンバンの現状
カンボジアではコロナ感染拡大対策、防止のための措置は、国の指導とともに、各州の判断でその州の感染状況によって対応措置がとられております。シェムリアップ州以外の対応状況をレポートします。
首都プノンペンでも4月のロックダウン以降、店内飲食の禁止、夜間外出禁止などの感染拡大対策、防止のための措置がとられておりましたが、段階的に解除され、現在は人々の生活自体は平常に戻っております。しかし娯楽施設の閉鎖、博物館等の閉鎖、アルコール販売の禁止は継続中です。
飲食店含め店舗の入り口には通常手指を消毒するハンドサニタイザーが設置されており、検温が実施されます。また、ソーシャルディスタンスを図るため余裕のあるテーブルレイアウトと椅子の設置が保健当局、観光局より指導されています。
タイとの国境にも近いカンボジア第2の都市バッタンバンもカラオケ、ディスコなどの娯楽施設、映画館、ジム、スポーツセンターなどは閉鎖、アルコールの販売は禁止されておりますが、その点以外は通常通りの生活となっております。
一進一退、ウィズコロナに向けて
カンボジアのコロナの現状として2回に分けて現地の様子をレポートしてきましたが、2020年はほぼコロナ感染を抑え込んでいた中で、2021年に感染増加に直面し、その対策に苦慮している、という現状になります。しかし、東南アジア内でもワクチン接種と政府の積極的な対応措置によって大きな混乱もなく、ウィズコロナに向けて対応を進めていっております。
カンボジアにおける観光業は経済の重要な柱の一つとなっており、2019年の国内総生産に占める割合は18.7%と産業別では2位となっています。国外からの観光客の減少という事実がある中、国内旅行の需要喚起、国外からのお客様の受け入れの体制作り、準備を進めるため、ウィズコロナのガイドラインの徹底、インフラの整備などが続いています。
一進一退の状況ですが、「遺跡の街」シェムリアップでの道路整備、遺跡地区での景観整備、トイレの改修などが進められ、快適に旅行を楽しんでいただけるよう準備が進んでいます。渡航ができる状況になりましたら、ぜひ、アンコールワット、カンボジアに足を向けていただけるよう、心よりお待ち申し上げております!!