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ニュージーランド、アフターコロナは滞在型旅行の提案へ、ラグビー界のスターからの最新動画も公開

  • 2021年9月29日

 ニュージーランド政府観光局(TNZ)はメディアオンラインイベントを開催し、ニュージーランドの現状やサステナブルの取り組みなどを紹介した。

 イベントの冒頭でTNZ広報部長のジョアン・ゴーリー氏は「海外旅行へ行けないのは辛いが、ピンチをチャンスに変え、様々な取り組みをおこなってきた」とコロナ禍の1年半を振り返り、アフターコロナでは「皆さまを安全にお迎えできるよう最善の方法で、そして今まで以上に観光業がニュージーランドに貢献できるよう準備をすすめている」と挨拶。

 イベントではまず9月27日現在のニュージーランド国内の状況を報告。2020年3月から新型コロナウイルス感染拡大に対処するため、1から4までの警戒レベルを設定(警戒レベル1が一番低い)しており、オークランドはレベル3でリモートワーク推奨や移動が同じ地域のみとなっており、その他の地域はレベル2で通勤や国内旅行も可能となっているという。

 また、8月12日に2022年から各国の感染状況を低・中・高リスクの3つに分け国境を再開することを発表しており、低リスク国はワクチン接種完了で隔離免除、中リスク国はワクチン接種完了で隔離緩和、高リスク国とワクチン未接種者は指定施設で14日間の隔離となっている。尚、日本を含むどの国が低・中・高になるかは現時点では決まっていない。

 TNZではコロナ禍に同国を忘れないでほしいという願いから先住民マオリ族の言葉である「マナアキタンガ(おもてなしの心)」、「カイティアキタンガ(守護・保全)」、「ファナウ(家族)」をメッセージとして発信しており、PRエグゼクティヴの打田素子氏は「日本とニュージーランドは島国で四季があり共通点が多いように感じる」と述べ、両国の関係性を強調した。

 近年、注目されているサステナブルな取り組みについては、「ティアキ・プロミス」を掲げており、ティアキとは先住民マオリ語で「守る」という意味で、ニュージーランドの大地、海、文化を守ることで未来をも守っていくという意味が込められている。具体的には、自然を敬いゴミを持ち帰る、安全運転を心がけ、自然を楽しむ時には事前に準備を怠らないなどで、打田氏は「決してむずかしいことではありませんので旅行者の皆さまにもご協力いただきたい」とコメント。

 また打田氏はコロナ後のニュージーランドの旅行スタイルについて「旅行者のニーズが周遊型から滞在型やテーマ・目的を持ったスタイルになると考えており、その点を踏まえた提案をしていきたい」と意気込みを語った。

 さらに9月29日より公開した最新メッセージ動画も紹介。この動画は日本市場向けで、絵コンテの段階から日本で制作し、日本のラグビー界の代表する姫野和樹選手とニュージーランドのラグビー界のレジェンドであるリッチー・マコウ氏が共演している。

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