コロナ後にお勧めしたい!オーストリア・グラーツの魅力を徹底解説!![PR]

  • 2021年9月14日

ワクチン接種の進展とともに往来再開も進み始め、そろそろコロナ後のリカバリーに目を向ける段階になってきた。特に欧州は回復で先行し、多くの国がワクチン接種や検査での陰性などを条件に入国時の隔離を免除。そうした中、いち早く日本人旅行者の歓迎姿勢を打ち出しているのがオーストリア第2の都市であるグラーツで、B2Cのマーケティング活動も再開済みだ。これから注目の高まりそうなグラーツとそのハイライトであるエッゲンベルク城について魅力と販売のポイントを押さえ、コロナ後には是非お客様にお勧めしてほしい。

© Graz Tourismus/ Harry Schiffer Fotograf
ユネスコ世界文化遺産の「エッゲンベルク城」外観

「オーストリア南部の美」

 グラーツは、オーストリア南東部に位置するシュタイヤマルク州の州都で、「オーストリア南部の美」とも称えられる美しい街だ。ウィーンからは約150kmの距離にあり、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)の特急「レイルジェット」でウィーン中央駅からグラーツ中央駅まで約2時間30分。また、車なら約2時間15分で到着する。

 旅行業界にとってグラーツ最大の特徴は、「グラーツ市歴史地区とエッゲンベルグ城」がユネスコの世界文化遺産に登録されていること。コンパクトにまとまった旧市街は街歩きにも最適で、そこかしこで長い歴史に育まれてきた文化や芸術の息吹を感じることが可能だ。

ÖW/ Wolfgang Weinhaeupl
市内散策には、公共交通機関などが72時間乗り放題になってエッゲンベルク城などの観光施設の割引も受けられるチケットも便利(詳細はこちら

 ちなみにウィーンとの間の鉄道道中でも、1854年に鉄道として初めてアルプス越えを果たし、1998年に鉄道として初の世界遺産となった「センメリング鉄道」の区間も走行する。

文化観光で注目増、東欧ツアーの拠点にも

 グラーツは、旅行業界ではウィーン、ザルツブルクに次ぐ知名度を持つが、消費者への浸透はまだこれから。そうした中で旅行会社がコロナ後にお客様にお勧めする理由は何だろうか。

 まず、オーストリア政府観光局は今後日本で、同国が誇るめくるめく絵画や建築、音楽など「文化」の世界にスポットライトを当てたプロモーションを実施していく計画だ(現在のコロナ対策はこちら)。

© Graz Tourismus/ Harry Schiffer
グラーツでは、音楽は今でも人生の一部であり、市の歴史そのものでもある

これは、多くの音楽家や芸術家を何百年も昔から惹きつけ、自然や歴史、文化など様々な要素で刺激を与え成長や飛躍を支えてきた舞台として、訪れた旅行者も「インスピレーション」を感じられる場所として提案するもの。グラーツを彩る豊かな歴史遺産や、現代でもますます盛んなアートシーンがこの流れに合致することは間違いない。

 また、東欧諸国へのアクセスが抜群に良いのもポイントで、南に約40kmでスロベニア、東に約60kmでハンガリーとの国境に着く。クロアチアのザグレブもスロベニアのリュブリャナもウィーンと同程度の距離で、すでに東欧ツアーの拠点として活用する事例も出てきている。

 さらに業界メディアとしては、このタイミングでの日本市場へのコミットメントにも言及しておきたい。以前から日本への予算削減に動く国や地域があった中で、コロナ禍の今、都市単位でいち早く日本でマーケティング活動を実施してくれるのは極めてまれ。これは日本の旅行業界への愛情、期待であり、是非とも応えて恩返ししたいところだ。