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7月にリブランド「立地も建物も市場で勝ち抜けると確信」-ハイアット リージェンシー 東京ベイ総支配人 藤野晴彦氏

  • 2021年9月6日

新浦安エリアはアーバンリゾートに適した立地
回復期にはいい意味での旅行需要の反動が起きる

-コロナ渦中の開業でしたが稼働率や今秋以降の予約動向は。
藤野氏

藤野 具体的な数値は公表を控えますがコロナ禍前の市場環境とは比べものにならないほど厳しいのは間違いありません。

-そうなるとホテル運営の効率化も必要ですが、たとえばスタッフのマルチタスク化などの取り組みは。

藤野 スタッフの役割は分けていますが、厳しい環境ですからクローストレーニングを実施し各部門間で助け合えるようにしています。

-立地的に見てホテルの業績は東京ディズニーリゾートの営業状況に大きく左右されると想像されます。

藤野 舞浜・新浦安地域のホテルとして東京ディズニーリゾートの影響は避けられませんが、頼りすぎずに幅広い客層に利用してもらうことが重要です。サービス品質やフルサービスホテルとしての強みを活かして需要拡大に取り組んで行きたいと考えています。

-クラブフロアの想定顧客層はビジネス客が中心でしょうか。
リージェンシークラブ。スイート、クラブルームの宿泊者が利用できる専用ラウンジ ©ハイアット リージェンシー 東京ベイ

藤野 どの客層をどの客室カテゴリーにという発想はありません。リゾート客にもクラブフロアを含む各カテゴリーの客室に滞在していただきたいですし、ビジネス客として宿泊した方が、次は東京ディズニーリゾートを訪れる際に再訪してくれるといった循環を生み出せれば理想的です。

-MICEや宴会、ウエディング需要の動向はいかがですか。

藤野 まだ開業後1カ月のためリブランド以降のホテルを体験した方も少なく目立った動きはありません。これからといった状況です。

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