アメリカ ニューヨーク、「新型コロナウイルス」に関する最新情報
現在のアメリカ・ニューヨークの「新型コロナウイルス」の影響・状況について、現地スタッフのレポートをお知らせいたします。
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現在、ニューヨーク市は一日およそ93,000人分のワクチンを確保しており、日ごとに一年前の地獄の日々から解放されつつあります。現在は30歳以上であれば誰でも接種可能です。
アメリカは、とにかくワクチンを打ちまくって経済回復しようという方針。
CDC(米国疾病予防管理センター)のワクチン接種予測によると、本年7月中にはアメリカ全体の90%が少なくとも1回目のワクチン接種をすることになっています。
経済回復へ向けてのスピード感が凄いことになっています。
東京オリンピックが開催される頃には、ほぼ終息の状態になります。
これまで航空会社では、横3席の真ん中の席の販売は中止していたところ、既にそれも取り払われ、全席販売が開始になりました。ウォールストリートジャーナルによると、数多くの企業がこれまでコロナの影響で制限していたものを解除し始めているとのことで、終息へのビジョンが見え始めているのだといいます。
ニューヨークもいよいよエンターテイメント業界が再開します。
ジャズクラブや劇場など人数制限はあるもののオープンすることになりました。まだ全体の20%程度とのことですが、レストランがついこの前25%で再開したところ、既に50%になっている点からみても、営業時間の制限も撤廃の方向です。
ワクチン接種が進めば、あっという間に50%ぐらいにはなりそうです。
ただ残念ながら、ブロードウェイミュージカルは、再開の目途がたっておりません。
ニューヨーク州のポップアップイベントとして、150人の観客限定で今月パフォーマンスが行われます。その結果次第というところはありますが、20%程度の人数制限だと再開するのは困難です。
役者、裏方、ミュージシャン、その他のスタッフには到底支払えません。それぞれの組合とどう折り合いが付くかだと思われますが、20%程度では公演は不可能です。
リンカーンセンター等の施設も未だ発表にはなっておりませんが、ニューヨーク市長は、近々タイムズスクエアに演劇関係者専用のワクチン接種場所を設置すると発表し、秋にはブロードウェイミュージカルが、戻って来れるようにしたいとのことなので、予想より早めの再開が期待できそうです。
ヤンキースタジアムも10,000人の制限で開幕しました。入場するためにはPCR検査の陰性証明書、もしくはワクチン接種終了証明の提示とマスク着用が必要になります。マジソンスクエアガーデンなども同様です。
夏に向けて、次々と楽しめる場所増えていくことになると思います。
なお、ワクチン接種終了証明書の提示で、ブルックリンのJunior'sにてミニチーズケーキ、タイムズスクエアのkrispy kremeでドーナツ一つが無料でもらえます。