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【ホテル総支配人リレーインタビュー】第4回 アロフト東京銀座総支配人 小杉眞弘氏

  • 2021年4月12日

客層の間口を広げ、国内客の取り込みに注力

 第3回のオークウッドプレミア東京、篠原純総支配人からバトンを渡されたのは、アロフト東京銀座の総支配人、小杉眞弘氏。世界最大手のホテルグループ、マリオット・インターナショナルで30年以上にわたりセールス部門を中心に活躍してきた小杉氏が、新たなチャレンジとして選んだ仕事がマリオットの日本初上陸ブランド「アロフト」の総支配人。コロナ禍中の開業となった新ホテルの現在、そして展望とは。(インタビュー実施日:2021年3月29日/聞き手:弊社代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人 岡田直樹)

アロフト東京銀座の総支配人、小杉眞弘氏
-はじめにアロフト東京銀座について教えてください。

小杉眞弘氏(以下敬称略) マリオット・インターナショナルには30ブランドがあります。その中に、バンケットやエグゼクティブラウンジなどを含めた全てのサービスを提供するのではなく、必要な内容に絞りこだわりを持ってサービス提供する、「セレクトサービスブランド」というカテゴリーがあります。アロフト(Aloft)は、「コートヤード・バイ・マリオット」「フェアフィールド・バイ・マリオット」「フォーポイント・バイ・シェラトン」と共にこのカテゴリーに属します。いま挙げた4ブランドは業務渡航や出張者向けのサービスに絞り込んだパフォーマンスタイプのブランドと、旅をより楽しみたい旅行者向けのサービスを意識したライフスタイルタイプのブランドに分けることができますが、アロフトはライフスタイル寄りのブランドです。

 08年にモントリオールで第1号ホテルが開業し、いま世界中に175軒のアロフトがありますが、デザインコンセプトを3~4年に1回はアップデートしており、アロフト東京銀座は第4世代のデザインコンセプトに基づくアロフトとして開業しました。アート、デザイン、テクノロジー、ミュージックをホテルの柱に据えるコンセプトは変えないまま、ミレニアル世代やZ世代にも喜ばれる次世代型のライフスタイルホテルを目指しています。

 アロフト東京銀座は日本で初のアロフトブランドで、第4世代のアロフトとしてはアジア初でもあります。同じ第4世代として今年5月にはアロフト大阪堂島が開業を予定しています。

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