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長崎市で観光型MaaS実証実験 ストーリー型観光コンテンツと交通手段を連携、地図情報サービスのゼンリン

 地図情報サービスのゼンリン(本社・福岡県北九州市)は2021年度、長崎市で観光型MaaSの実証実験を始める。観光情報と公共交通のデジタルサービスの展開で市内の観光移動の充実を図る。

 実証実験は長崎県、長崎市の協力を得て実施。グラバー園や出島、平和公園といった市内の各観光スポットの移動を促すすためのストーリー型コンテンツと交通手段などを連携させ、周遊の促進につなげていく。

 同社は市内各スポットの歴史文化をデジタル化、ストーリー型観光情報として収集・管理し、滞在型観光ルートとして提供。交通機関の経路案内や交通サービスの提供、位置情報を分析し旅行者に適した観光コンテンツの提供、混雑情報を可視化する地図情報連携サービスの技術検証なども行い、今回の観光型MaaSを長崎モデルとして全国へ展開することを目指す。

サービス画面のイメージ

 長崎市の田上富久市長は今回の実証実験について「観光振興のみならずさまざまな分野に好影響を及ぼし、次の時代に向けた長崎や日本にとっても大きな推進力になると感じています」と期待のメッセージを寄せている。


情報提供:トラベルニュース社