アメリカ ボストン、「新型コロナウイルス」に関する最新情報
「新型コロナウイルス」の影響について、現在のボストンの最新情報を以下にお知らせいたします。
新型コロナウイルスによる死者数がアメリカで50万人を超えましたが、本年2021年1月上旬以降、新たな感染者数が下り坂になってきており、ワクチンと国民の感染防止への意識の高さが効いているのではないかと思います。
マサチューセッツ州のワクチン接種ですが、第二段階に入っております。
65歳以上の方々、および2~3種以上の基礎疾患を有する16歳以上の方々が対象となり、その人数は100万人以上になるといわれています。
現在、マサチューセッツ州は連邦政府から11万個のワクチン(一度目の投薬分)を週毎に受け取っているそうで、100万人に行き渡るには時間がかかることが明らかです。連邦政府からの配布が増えない限り、需要と供給のバランスが取れない状況が続くため「ワクチン接種に時間がかかるかもしれないが、ワクチンの数に限りがあることを理解してほしい。」と州知事が繰り返し説明しております。
■ ボストンの公立学校の再開状況について
障害を持つ生徒や学校から補習が必要だと判断された生徒、ホームレスの生徒らは、2月01日から学校での授業が始まっています。他の生徒に関しては、各学校でクラスをAグループとBグループに分け、Aグループは月・火曜に登校、Bグループは木・金曜に登校という方法が取られます。水曜日は完全休校となり、感染を防ぐための掃除と消毒作業にあてられます。
■ ボストン・マラソン
毎年4月の第3月曜に開催されるボストン・マラソンは、昨年2020年は9月に延長になった後、結局、キャンセルとなりました。今年2021年も4月の開催は無理ということで、10月11日(月)に「仮設定」されています。
州政府のイベント開催に関する方針が緩和され、さらにマラソンのコースが通っている8つの市・町からGOサインが出なければ「確定」という訳にはいかないようです。スケジュールの詳細は未発表ですし、当然、ランナー登録も未だ始まっておりません。
毎年、約3万人のランナーが世界中から集まって行われるボストン・マラソン。
日本からもたくさんお越しいただいているので、今年は開催されることを願います。
■ ボストン・コーリング・フェスティバル
5月末のメモリアル・デーの連休に行われる音楽の祭典「ボストン・コーリング・フェスティバル」は、昨年2020年に続いて今年2021年もキャンセルが発表されました。
ローカルなフェスティバルにつき、日本ではあまり知られておりませんが、3日間で約4万人の観客が屋外コンサート会場に集まるといわれています。
■ ヘッド・オブ・ザ・チャールズ・レガッタ
ボストン市とケンブリッジ市の間を流れるチャールズ川で毎年10月に開催されるボート競技「ヘッド・オブ・ザ・チャールズ・レガッタ」は、アメリカ国内から多くのアスリートが参加するイベントです。
昨年2020年のイベントはキャンセルになりましたが、今年2021年は10月23日~24日に開催される予定となっています。
以上、ご注意ください。