韓国の「今」を駐在員の視点から-コロナ感染状況と防疫規制、観光地とショッピング街の現状
昨年11月からの第3波、現在の感染状況
罰則を伴う防疫規制の実施、地下鉄や空港情報も
人気観光地、ショッピングエリア情報
文化財庁の首都圏屋内観光施設、国立故宮博物館、徳寿宮石造殿、昌慶宮大温室、朝鮮王朝歴史文化館は、現在休館しています。その他の観光施設は休館日を設けたり、時間短縮を実施して、営業を行っています。入館はマスクを着用が義務、1グループ4名までに制限されています。
観光地名 | 入館時間 | 休館日 | 備考 |
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景福宮(ソウル) | 09:00~18:00 | 毎火曜 | ~5月:19時まで |
昌徳宮(ソウル) | 09:00~18:00 | 毎月曜 | ~8月:18時30分まで |
宗廟(ソウル) | 09:00~18:00 | 毎火曜 | 現在、館内ガイドは休止 |
佛国寺(慶州) | 09:00~17:00 | 無休 | 週末・祝日8時から |
石窟庵(慶州) | 09:00~17:00 | 無休 | 週末・祝日8時から |
●南大門市場
地元庶民の食材と衣服が主な南大門市場。もちろん外国人観光客の人気スポットでもありました。
●明洞(ミョンドン)
明洞は、化粧品やファッション・お土産品で国内の若者層と外国人観光客に人気のあるスポットです。
コロナショック以降、外国人観光客の入国規制、ネット購入の増加により、このエリアへの人出は大きく減少しました。コロナ以前に比べ休廃業した店は全体の50%に近く、コロナの影響が大きくみられます。
ある商店の店主は15年間にわたって主に外国人観光客相手に営業していましたが、長引くコロナの影響で賃貸料の支払いができず、家主とは終息後に最優先で再オープンする約束で今月解約したと聞きました。
●東大門(トンデムン)
東大門は韓国内外の若者層に人気ファッション街です。コロナ不況下において、やや売上は低下してるものの、大幅な下降ではないと聞きます。この周辺に多くある縫製工場から、変わらず新製品が連日お店に届くそうです。
理由として韓国の地方や、中国などの駐在員バイヤーが22時過ぎから早朝6時頃に買い入れに訪れ、以前と変わらず活気にあふれているためだそうです。東大門(興仁之門:宝物1号)は、さすがに見学者はほとんどいません。
●東廟(ドンミョ)エリア
地下鉄1号線東大門駅次の東廟(トンミョ)エリア、韓国最大の玩具文具卸売やビンテージ、古着、美術骨董品、週末には蚤の市が立つエリアで広さは2万坪に及ぶ国内外人気エリア。
ビンテージ衣服販売店を営む安徳根(アン・ドックン)社長に話を聞くことができました。「自宅待機が解除され、国内外の旅行自粛によりショッピングエリアへ人出が戻りつつあり、最悪の状況の中において、本当に助かっています。」しかしながら、コロナによる経済ダメージ、収入の低下などによって、購入客の単価が下がっているといい、「早く以前と同程度に戻ってくれればありがたい」と話しておられました。