「ツーリズムEXPOジャパン/トラベルフェスタ」中止へ、緊急事態宣言発出の見通し受け
政府が今週中にも東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象にした新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出する見通しとなったことを受け、日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局は1月4日、1月7-9日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催を予定していた「ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)東京商談会/トラベルフェスタ」を中止すると発表した。
2020年10月29-11月1日に開催されたツーリズムEXPOジャパン旅の祭典in沖縄
トラベルフェスタは国内旅行、海外旅行の見本市で国内の44都道府県、海外からも日本に事務所を置いている国・地域を中心に22カ国・地域が出展を予定。オンラインでの完全事前予約制で1万8000人規模の来場が見込まれていた。
また、TEJ東京商談会はコロナ収束後を視野に国内外から272人のバイヤーと327人のセラーが参加し、3000件を超える商談が予定されていた。
開催中止について主催3団体でつくるツーリズムEXPOジャパン推進室では次のようにコメントしている。
1月2日に1都3県の知事より政府にあてて緊急事態宣言の発出要請がなされました。政府もこの要請をしっかりと受け止め緊急事態宣言の検討に入りました。これによりイベント開催に関しても厳格な基準の確認を求めており、開催に対して現在よりも厳しい基準が課されることが予想されます。
また、外出に対しても厳しく制限されることになり、ご来場予定の皆様にも不安を与えております。
つきましては、上記の状況を総合的に判断し「TEJ東京商談会/トラベルフェスタおよびアワード表彰式」を中止させていただくことにいたしました。
主催団体一同、感染症対策を充分に行い安全を確保したうえでの開催を目指し準備を進めてまいりましたが、断腸の思いでの決断となりました。
情報提供:トラベルニュース社