3次補正予算 Go Toトラベル延長に1兆311億円、訪日客の受け入れ準備も
政府は12月15日、コロナウイルス感染症の拡大防止や経済構造の転換を図るため2020年度第3次補正予算として19兆1761億円の追加支出を閣議決定した。
観光関連ではGo Toトラベルを6月末まで延長するため1兆311億円を計上した。中小事業者や被災地など、観光需要の回復が遅れている事業者や地域へ配慮するとともに、平日への旅行需要の分散化策を講じつつ、制度を段階的に見直しながら事業を進める。
また、既存観光拠点の再生・高付加価値推進事業に550億円を計上し、宿泊施設や飲食店の改修などに短期集中で取り組む。
ウイズコロナ時代の訪日外国人旅行者の受け入れ環境の整備には50億円を計上した。公共交通機関の感染症対策の支援や、感染が落ち着いている国・地域から小規模で防疫措置を徹底したパッケージツアーを試行的に行う実証事業を実施することで、訪日客の受け入れ再開を目指す。
このほかテレワークの拠点整備に27億円を計上し、ワーケーションの普及を後押しする。
情報提供:トラベルニュース社