企業になかなか伝わらない補助金事業をわかりやすくサポート― 株式会社補助金ポータル代表取締役 福井彰次氏

 
-今、苦境を強いられている観光関連産業の会社が使うべき補助金、助成金、給付金としてはどんなものがあるでしょうか?
 

福井 中小企業か大企業かで使えるものが異なる。ホテル・旅館でも従業員数によって変わってくる。主にハード面の改革、例えば社内でIT化やテレワークへの移行を図ると、それに対しても補助金が出る。コロナ対策関連で言うと、フェイスシールドや消毒液、換気設備の入替えなども補助金対象。

 
-コロナ対策として、例えば除菌ロボットを数百万円で導入するとしたら、補助金の対象になりますか?

福井 大義が大事。人件費を削減し、時間外労働を減らすということであれば、助成金の対象になる。残念ながら現状、感染拡大を防ぐということだけでは難しい。中小企業ではまだ可能だが、大企業は使えない。

 
-改めて、なぜ補助金ポータルのサポートを受けた方がよいのか、ポイントを教えてください

福井 これまでのユーザーの声で多かったのは、補助金のことをどこに聞いたらわからない、ということ。基本的に助成金は社労士が行なうことになっていて、社労士以外がサポートをすると法律違反。独占業務になっている。ところが、補助金については、社労士は専門外で、行政書士が扱うことが多い。お客様は補助金も助成金も含めた相談をしたいのに、トータルサポートできる会社が意外に少ない。私たちはグループで社労士事務所や行政書士との連携体制を敷いており、ニーズに柔軟に対応できる。

 
-こういう規模のこういう事業の会社です、とお伝えし、使えるものを教えて、というオーダーでも大丈夫ですか?
 

福井 基本、そういうオーダーが多い。実は1年間を振り返ってみると、いろんなものを買っていたり、いろんな人を採用したりしているので、戦略的に年度で見ることをお勧めしている。「補助金コモン」の契約をしていただければ、月に一度面談して、何か買うときに逐一、申請するようにアドバイスできる。

-その他のサービスについても教えてください

福井 社労士、行政書士、中小企業診断士などと結ぶ「専門家マッチングサービス」。私たちが間に入って、この部分はこの先生、とハンドリングする。その他、「ニーズ送客事業」というのも行なっている。融資を受けたいなどの課題に対し、専門家を斡旋させていただくもの。

 
-ありがとうございます
インタビューを終えて
今回は補助金ポータルの福井さんにお話を伺いました。 COVID-19により多大な影響を受けている観光産業としては使えるものは全て使いたいところだと思いますが、自社が対象となる補助金を調べて申請するのは大変・無理という方は、ぜひ相談されては如何でしょうか。餅屋は餅屋、借りれるプロの手は借りましょう!