ソーシャルディスタンスが確保できるOZのエクストラシート
ギャランツアーが12月搭乗分まで販売延長決定

ソーシャルディスタンスも保証するエクストラシート

　日韓の往来復活に向けて、国際航空券の発券代行を手掛けるギャランツアーでは、韓国路線の販売を強化中で、アシアナ航空（OZ）とエクストラシートの販売をおこなっている。今年8月25日から成田発仁川行の便で9月搭乗分の販売を開始。さらに、その販売を10月〜12月搭乗分まで期間を延長した。

　エクストラシートとは隣席のこと。Qクラス以上のすべてのクラスで、1席の値段を50%割り引いたうえで、隣席も確保することが可能になる。お得な価格を提供するだけでなく、隣席を空けることでニューノーマルでのソーシャルディスタンスを保証する。

　予約方法は、1席目は通常通りに予約し、2席目を「Familyname/EXST」という名前で予約する。航空券は1枚だが、チェックインでは2枚の航空券が発行される。キャンセルの場合は1名分のCRRチャージがかかるが、エクストラシート分のキャンセルチャージは徴収対象とはならない。また、発券後の変更はギャランツアーでのREISSUEが必要になる。キャッシュ発券限定で、通常の公示運賃とは併用できない。

　このほか、たとえば、往路はQクラス（エコノミー）、復路はUクラス（ビジネスクラス）などのブッキングクラスのコンビネーションも可能だ。ギャランツアーでは、日韓間で「ビジネストラック」が運用されていることから、業務渡航での安全対策の一環としての利用を想定している。

12月の日韓線の運航状況

　OZは、12月31日まで成田／仁川線をA321（174席）でデイリー運航する。また、関空は週5便、名古屋、福岡は日付限定で運航することが決定。このほか、仁川での同日乗り換え路線として、タシケント、プノンペン、ロサンゼルスなどは搭乗率も最近になって上がっていることから、OZでは仁川以遠便の需要回復にも期待しているところだ。