成田空港CSアワード 2020年上半期の受賞者5人を発表
成田空港は8月31日、空港スタッフの優れた利用者対応を表彰する、2020年上半期1-6月の「CS Award」受賞者、3件5人を発表した。
空港ターミナルサービスで旅客案内を担当するパク・ジウンさんは、羽田空港の航空会社スタッフから、車いす利用者への対応についての電話での問い合わせに親切に応じた。
羽田空港スタッフからは「お客様のバス出発時間が迫る中、パクさんはすぐに回答できないことだったにも関わらず、決してNOと言わずに上司と相談するなど対応してくださいました。同じサービス業に係る者として部下にも事例を紹介したい」と感謝のコメントが届いた。
閉店後の店舗で1人で作業していたDダイニングのミーチャイ・スラットさんは、周辺に開いている飲食店がなく困っている空港利用者に問われ、電話で店長の許可を取った上で、閉店後の店を再度開き、フライヤーに火を入れ直し、温かいフライドポテトを提供した。
利用者は「おいしいフライドポテトが食べられました。また、日本に来ます」と喜んだ。
羽田エアポートエンタープライズのシュウ・スルさん、鈴木志保さん、河東由紀さんの3人は、具合が悪い中国人女性に気づき、状況確認、店番、クリニックへの案内、通訳などで協力しながら手助けした。受診後回復した女性と家族は感謝しながら予定通りの便で帰国できた。店舗外も含めた目配りや危機管理意識の高さ、チームワークが評価された。
成田空港会社は、空港スタッフのサービスレベル向上を図るため、2003年から表彰制度を設けている。毎年4半期ごとに受賞者を発表し、年間グランプリ受賞者も選出している。今年はコロナウイルス感染症の拡大により、1-3月と4-6月をまとめて選出した。
情報提供:トラベルニュース社