Trip.com、日本初ライブコマースは売上7360万円
オンライン旅行大手のトリップドットコム・グループ(Trip.comグループ、中国・上海市)は7月14日に行った日本市場向けに初めて行った「ライブコマース」で、一晩に7360万円の売り上げがあったと発表した。
ライブコマースは、インターネットの生番組で商品を販売するもので、約1時間の番組のなかで、日本国内の高級ホテルや高級旅館26軒の宿泊プランを最大82%割引で販売した。
「Trip.com LIVE(トリップドットコム・ライブ)」の様子
配信時の最高瞬間視聴者数は4779人、視聴回数は7万2882回で、予約数は3658件、平均予約単価は2万131円だった。
番組放映中ににホテルインディゴ箱根強羅、ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ、アゴーラ・金沢、リーガロイヤルホテル大阪、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートは、予定販売枚数に達し、売り切れとなった。
トリップドットコムでは「早く旅行に行きたいというユーザーの思いが、うかがい知れる結果となりました」と手応えを表している。当日の番組はアーカイブで視聴できる。今後も日本向けライブコマースの配信を予定している。
割引旅行商品の販売は特設ウェブサイト(https://jp.trip.com/w/wZrhNVdxur)で、当日0時から始め、7月20日23時59分まで購入できる。現在は22施設の宿泊プランを販売している。
トリップドットコムは、コロナウイルス感染症拡大が落ち着いた中国で、旅行再開を喚起する新たな取り組みとしてライブコマースに取り組んでいる。
同グループの梁建章会長自らが出演し、旅行商品をPRし、これまで14回の配信で3300万人が視聴し、91億円を売り上げている。
日本向け配信の翌15日には、中国向けに日本国内のホテルを紹介するライブ配信を行い、一晩で2万2912室の予約、3億9000万円の売り上げがあった。
情報提供:トラベルニュース社