出国者数、6月は99.3%減、1万700人に
日本政府観光局(JNTO)によると、今年6月の日本人出国者数(推計値)は前年比99.3%減の1万700人だった。総数こそ2ヶ月連続で増加し、1万人未満を脱出したものの、99%台の減少は3ヶ月連続。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた旅行各社のツアー中止・延期や、航空各社の大幅な運休・減便などにより、引き続き記録的な少なさを継続している。観光庁によれば、わずかながらも増加傾向にあることについては、ビジネス渡航需要の微増が考えられるという。
なお、昨年の出国者数は5.9%増で過去最高の2008万669人を記録したものの、今年は1月から減少を継続。1月は4.9%減の138万762人、2月は14.2%減の131万6820人、3月は85.9%減の27万2700人で、4月には過去最高の下げ幅かつ単月の最少となる99.8%減の3915人を記録した。5月は99.6%減の5539人で、6月までの累計は68.7%減の299万400人となっている。