ハワイ、新型コロナウイルスに伴いハワイで行われているアロハな取り組み
新型コロナウイルスの影響を受ける中、ハワイでは新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者や警察、消防関係者などにコクアとアロハスピリットを届けるために、そしてレストランや農園などローカルビジネスをサポートするためにハワイの企業や非営利団体、ローカルブランド等が様々なプログラムやキャンペーン等の取り組みを行っています。
このコラムでは、現在行われているハワイのアロハな取り組みを紹介します。
■ ハワイの機関・企業
◎ ハワイアン航空(Hawaiian Airlines)
ハワイを代表する航空会社、ハワイアン航空は4月の間、ハワイの医療従事者たちの島間の移動を無料で提供しています。
→ 詳細:https://newsroom.hawaiianairlines.com/releases/hawaiian-airlines-to-support-medical-workers-with-complimentary-neighbor-island-flights
◎ ハワイ農産局(Hawaii Farm Bureau)
ファーム・トゥ・カープログラム(Farm to car Program)
KCC等でファーマーズマーケットを運営しているハワイ農産局は、コロナウイルスの影響により農産物をファーマーズマーケットで販売ができなくなってしまった農家の人たちと購入できなくなってしまったコミュニティのために、農産物をドライブスルーでピックアップすることを可能にしたプログラムを提供しています。
オンラインにてアカンウトを作り、事前に注文するだけで、毎週木曜日と日曜日の午後12時に現地でピックアップすることができます。
→ 詳細:https://hfbf.org/farm-to-car/
◎ ハワイ ニュース ナウ(Hawaii News Now)
ハワイのローカルメディア、ハワイ ニュース ナウは登校禁止になって学校に行けない子供達に少しでも学ぶ機会を与えるためにフェイスブックで気象学者のJennifer Robbinsによる科学のオンライン授業を無料で平日の午前11時から行っています。
レッスンを聞くだけではなく、質問したり話し合ったりすることができるのでお家からでも学校にいるのと同様に学ぶことができます。
→ 詳細:https://www.hawaiinewsnow.com/2020/03/30/kids-stuck-home-lets-learn-about-weather-together/
◎ ハワイ農業財団&ハワイフード&ワインフェスティバル
(Hawaii Agricultural Foundation & Hawaii Food & Wine Festival)
フード・ア・ゴー・ゴーキャンペーン(Food-A-GO-GO)
テイクアウトやデリバリー、カーブサイドピックアップを提供するハワイ州レストランを応援するキャンペーンです。
高級レストランからファミリーレストラン、テイクアウトまで、さまざまなオプションのレストランの紹介と最新情報を見つけることができます。
◎ スペクトラム・ハワイ(Spectrum Hawaii)
インターネット、ケーブルテレビ、携帯電話の通信などのサービスを提供する会社として知られているスペクトラム・ハワイは3月16日より約2ヵ月間のフリーインターネットとフリーWi-Fiサービスを新規の幼稚園に入る前のお子様から12歳までのお子様をお持ちの入会者、また大学生のリモート学習が必要な新規入会者を対象に行っています。
◎ バンク・オブ・ハワイ(Bank of Hawaii)
4月4日より#EveryOrderCountsのキャンペーンを開始し、4月30日まで毎日10人ずつの当選者が選ばれ、Food-A-Go-GOに登録されているレストランの100ドルギフトカードが進呈されます。
→ 詳細:https://www.boh.com
■ 非営利団体
◎ カフマナ・オーガニック・ファーム&カフェ
1974年から続く農家に暮らすローカルを中心にして作られたカフマナ・オーガニック・ファーム&カフェは、休校となり食事を取ることができなくなってしまった子供達のために学校やホームシェルターなどで健康を考慮した朝食と昼食およそ4万食を1ドルで配給しています。
→ 詳細:https://www.kahumana.org/
◎ ナ カマ カイ(Na Kama Kai)
海と自然環境の保護を次世代へ繋ぐ活動をしているナ カマ カイは、レイホク小学校とワイアナエ小学校で子供たちの栄養と健康を維持するため、月曜日から金曜日に無料で朝食と昼食の配給を行っています。
◎ ハワイヘルス&ハーム リダクションセンター(Hawaii Health & Harm Reduction Center)
ハワイのコミュニティーを支え、より多くのローカルの健康をサポートする非営利団体・ハワイヘルス&ハーム リダクションセンターは、ハワイフードバンクとその他ローカルコミュニティーと協力し、カカアコやカネオヘ、ププケアなどのオアフ島各地に食べ物の配給を行っています。
■ ハワイローカルブランド
◎ ジャナ ラム ハワイ(JANA LAM HAWAII)
ハワイの植物や花をモチーフにしたデザインの雑貨を販売しているジャナ ラムが、ハワイの新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためマスクを製作して販売しています。
売り上げ金は全てハワイの病院などに寄付されてます。
→ 詳細:https://janalam.com/shop-online/face-masks
◎ アリ サウス(Ari South)
伝統的なハワイのイメージをモチーフにデザインされた洋服を専門に取り扱っているファッションブランド、アリ サウスは3月22日よりハワイの医療機関で働く人たちを支援するためにウェブサイトでマスクを購入された数と同じ枚数を病院などのハワイのコミュニティーに寄付しています。
→ 詳細:https://arisouth.com
◎ キニ ザモラ(Kini Zamora)
アメリカの番組「パーフェクト・ランウェイ」で有名になったローカルデザイナーのキニ ザモラは、オンラインで販売されているマスクが1枚購入されるごとに2枚のマスクをハワイの医療機関で働く人たちに寄付する活動を行っています。
→ 詳細:https://kinizamora.com/face-mask-template
◎ カフラレア(Kahulale’a)
ハワイの固有種であるオヒア レフアをモチーフにしてドレスなどをデザインでローカルに人気のカフラレアは、洋服の製造過程で余った生地を使い医療機関で働く人たちに無料で配布する活動を行っています。
◎ トリ リチャード(TORI RICHARD)
ハワイの伝統的な生物、文化などをデザインに取り入れ、ワイキキやアラモアナなどの有名箇所に位置しているファッションブランド、トリ リチャードは、疾病管理予防センター(CDC)の全ての人のマスク着用の要請の発表を受け、アロハスピリットを伝えるために、再使用可能なマスクを郵送料金のみでオンラインにて販売しています。
→ 詳細:https://www.toririchard.com
◎ テン トゥモロー(TEN TOMORROW)
スタイリストのサマー・シイギがデザインを手がけるテン トゥモローは、オンラインで販売されているマスクが1枚購入されるごとに2枚のマスクをハワイの医療機関で働く人たちに寄付する活動を行っています。
→ 詳細:https://www.tentomorrow.com/blogs/blog/our-masks-a-complete-breakdown/