アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (4/15の状況)
全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。
■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は現地時間昨日2020年4月15日時点で650名、34名が国立大学病院に入院中で、残りの616名が自宅隔離で療養中です。
また、感染の疑いのある検疫中の人は2,101名で自宅等で経過観察中です。
回復した人は989名で、全人口の10%が検査済みです。死亡者数は計8名のままです。
4月10日より現在の感染者数が前日数を下回り、また日々の新たな感染者数よりも回復者数が上回り続けております
deCODE社の研究によると、アイスランドだけで291種の突然変異した他国にはない新型コロナウイルスが見つかっており、また2月末ごろイタリアやアルプスで感染したスキー旅行者以前に英国から既にウィルスが早い時期に入って来ていたことが判明しております。
アイスランド国交省とアイスランド航空との契約が更新され、5月05日までロンドン、ボストン、ストックホルムへの運航が継続され、帰国するアイスランド人のために5月05日以降も継続の予定です。
また、アイスランド航空の特別機が再び中国へ17トンの医療品を運ぶために運航する予定です。
なお、入国制限に変更は無く、外出禁止令も出ておりません。
■ フェロー諸島の状況
現在の感染者は昨日より3名減り18名で自宅隔離で療養中、入院者は0名です。
85名が検査後、自宅隔離の経過観察中で、死亡者数は累計で0名です。
検査を受けた累計数は5,677名で、全人口の10%が検査済みです。
アトランティック航空は、4月15日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間を含めた計4便の運航をキャンセルしております。
なお、現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。
■ グリーンランド
昨日同様 現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。
既報の通り、現在グリーンランド国内においてPCR検査ができる体制が整備されています。
新たに29名の検査結果が出ましたが、全員陰性でした。
この夏のインバウンドが見込めないことから、国内旅行が推奨されております。
Air Greenlandの国際線・国内線の運休が5月01日までとなり、この間、グリーンランドへの入国は不可となります。
なお、羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。
以上、ご注意ください。