訪日客数、3月はコロナで93%減、過去最高の下げ幅
日本政府観光局(JNTO)によると、今年3月の訪日外客数(推計値)は前年比93.0%減の19万3700人となった。新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの国・地域において海外渡航制限や外出禁止などの措置が取られたこと、日本においても検疫強化や査証無効化などの措置が取られたことが影響した。合計の下げ幅は前月の58.3%減や、東日本大震災発生直後の2011年4月の62.5%減を大きく上回り、過去最大の落ち込みとなった。減少は6ヶ月連続。
市場別では、主要20市場のすべてが前年を大幅に下回った。エリア別では、訪日客数の多い東アジアが97.6%減と特に減少率が高く、東南アジアの86.3%減、欧米豪の82.7%減を上回った。詳細は下表の通り。