アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (3/27の状況)
全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。
■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は本日2020年3月27日時点で720名、9,889名が検疫中、17名が国立病院に入院中、死亡者は2名、回復した人は82名です。
アイスランド大学の専門家より、これまで様々な初期対応を継続してきた結果、オーバーシュートを避けることが出来ていると説明がされました。
入国制限については昨日同様で、現在も外出禁止令は出ておりません。
アイスランド国内で約30軒のホテルが休業し、ブルーラグーンも164名を解雇しました。
ここアイスランドは島国で、インバウンドの観光が外貨を稼ぐ最大の輸出産業であることから、国を挙げて「新型コロナウイルス」の制御とインバウンド・ツーリズムの再開に向け、各種取り組みを実行しております。
■ フェロー諸島の状況
感染者は140名。うち47名が回復しております。
現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。
アトランティック航空は、3月26日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間の2便をキャンセルしております。
■ グリーンランド
感染者が3名増え9名となりました。全員首都ヌーク在住者です。既に2名が回復しております。
Air Greenlandの国際線・国内線の運休は4月08日(水)まで確定し、この間、グリーンランドへの入国は不可となります。
現在、グリーンランドに入国できるのはデンマークからの医療関係者に限られ、これまでカンゲルルスアーク空港到着時にスクリーニング検査を実施しておりましたが、今後は更なる検査強化の目的で、入国前にデンマーク国立病院で検査を受ける手順となりました。
なお、日本からコペンハーゲンまでのスカンジナビア航空便の運航や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、またはデンマーク大使館にて、最新情報をご確認ください。
以上、ご注意ください。