JTBグループ11社（※）の今年10月の海外旅行・国内旅行・国際旅行を合計した総取扱額は、前年比1.3％増の1585億700万円となった。国内旅行は6.0％減の874億9000万円となったものの、海外旅行は3.2％増の552億5200万円、訪日などの国際旅行は59.1％増の157億700万円とそれぞれ増加。海外は3ヶ月連続のマイナスからプラスに転じ、国際旅行は5ヶ月連続で増加した。

　海外旅行のうち団体旅行は3.8％増で、一般団体は0.4％増の微増だったものの、教育団体は7.6％増。企画商品は2.4％増で、このうちルックJTB・JTBお買得旅は3.3％増、メディア企画商品は2.2％減だった。

　海外旅行全体の取扱人数は1.6％減で、10月の出国者数に占めるJTBグループのシェアは0.4ポイント減の15.3％。方面別では台湾、ハワイ、シンガポール、グアム・サイパンが好調で、それぞれ2割近い伸びを示した。このうちルックJTB・JTBお買得旅の取扱人数は1.8％増で、方面別の上位は47.5％増の中国、27.3％増の台湾、21.8％増のハワイなど。

　国内旅行のうち団体旅行は0.8％減で、一般団体が3.9％増だったのに対し、教育団体は8.1％減だった。企画商品は2桁減の12.0％減で、このうちエースJTBは14.9％減。エースJTBの取扱人数は17.1％減で、方面別では北海道が5.3％増となったものの、その他は減少した。