ルフトとスイス、予約時にサステナブル燃料の選択可能に
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)はこのほど、二酸化炭素排出量の削減に向けて、利用者が航空券の予約時にバイオ燃料などのサステナブル航空燃料(SAF)を選択できるようにした。利用者は各社の航空券予約ページから、ルフトハンザグループの技術開発部門「ルフトハンザイノベーションハブ」が提供する持続可能性のためのプラットフォーム「Compensaid」にアクセスする。
「Compensaid」において利用者は、化石燃料とSAFの差額を追加料金として支払うことで、SAFの使用を選択することが可能。利用者が選択したSAFは6ヶ月以内に、ルフトハンザグループの燃料管理部門がフランクフルト発の航空便で使用する。または提携しているスイスの環境保護団体のmyclimateを通じて森林再生プロジェクトを支援することも可能で、いずれかの手段または両方を選ぶことができる。
ルフトハンザグループは発表にあたり「ルフトハンザは世界中の航空会社に先駆けて代替燃料の使用に取り組んでおり、今後も環境保護の推進に寄与する」とコメント。あわせて「今後10年間にわたり、より燃料効率の高い新型航空機を平均して2週間に1機のペースで導入する」との方針を示している。なお、今回の発表では、オーストリア航空(OS)の取り組みについては言及していない。