最先端の客船で航くアラスカ-大自然を堪能できる施設が搭載「オベーション・オブ・ザ・シーズ」[PR]

  • 2019年12月1日

現役世代にも気軽な直行便で行く気軽なアラスカ

 ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)は近年、アラスカクルーズに注力している。そこで2019年に続き、2020年にもアラスカクルーズへの就航が確定している「オベーション・オブ・ザ・シーズ」に乗船してみた。最先端のクルーズ客船は、アラスカでの船旅を一層楽しいものにしてくれたのだった。

自然美を楽しみたいアラスカクルーズ

アラスカの州都ジュノーに停泊中の「オベーション・オブ・ザ・シーズ」

 世界三大クルーズエリアのひとつ、アラスカ。5月〜9月がシーズンとなるアラスカクルーズに就航する客船は、カナダのバンクーバーからアラスカ州のスキャグウェイまで1600キロメートルに渡って続く、水路「インサイド・パッセージ」(内海航路)を中心に航行する。その魅力としては、多島海の美が映える風景、その地に暮らす野生動物、日本では観ることのできない氷河、そしてゴールドラッシュの面影を残す寄港地の街やネイティブ・アメリカンの文化に触れられることなどがあげられるだろう。

多島海の美しさを、揺れることなく楽しめるインサイド・パッセージ

 またインサイド・パッセージは波風の影響を受けにくいため、「オベーション・オブ・ザ・シーズ」(以下「オベーション」)のような大型客船なら揺れを感じることはほぼなく、船酔いの心配もいらない。寄港地の影響か、カリブ海クルーズなどと比べると船内にはしっとり落ち着きのある雰囲気が醸され、同じ客船でも若干平均年齢が高いように感じられる。それ故、比較的高齢者中心の日本人客層にも合うのだ。

身近さを売りに。直行便プラスアラスカの魅力が満載のアイテナリー

ジュノーの港から、バスやタクシーで訪れることができるメンデンホール氷河。オプショナルツアーも用意されている

 RCIは2020年、2隻の客船をアラスカクルーズに就航させる。それぞれ起点となる港や寄港地、出港日は異なるが、日本発着のフライ&クルーズを前提に商品造成を行うとすると、クルーズの出港日が多いためにツアー出発日の自由が利き、乗下船地がともにシアトルということで安価な航空券が入手しやすい「オベーション」の「アラスカ・エンディコットアーム・ドーズ氷河クルーズ7泊8日」がもっとも都合が良いだろう。

 そのアイテナリーは、シアトルを出港し、インサイド・パッセージを航行しながらジュノー、スキャグウェイに寄港。5日目には緑あふれるフィヨルドのエンディコットアームを航行し、最奥部にある青く輝くドーズ氷河を訪れるのだ。そして7日目にビクトリア(カナダ)、8日目にシアトルへと帰港する。

スキャグウェイの港からは、カナダ国境まで往年の列車で行くオプショナルツアーなどが用意されている

 終日航海日が3日(内ドーズ氷河クルーズが1日)もあるため、船旅らしいゆったりとした時間が過ごせるのも嬉しい。初心者は「暇なのではないか」と心配するが、船内ではワイン教室やビンゴ大会、寄港地についてのレクチャーなどさまざまなイベントが用意され、さらにアクティビティも豊富だ。逆に何もせず、プールサイドでひたすらシエスタという過ごし方も良い。クルーズは「船」そのものが目的地の旅でもある。このようにお客様に対して説明すれば、説得力も増す。

クライマックスはドーズ氷河への接近。デッキには大勢の乗客が集う

 なお実際に乗船しての感想だが、乗客定員4180人の「オベーション」が今クルーズではほぼ満船だったのに、船内はもちろん、寄港地での乗下船やチェックイン、最終日の下船時にも混んでいるという感じを受けることがなかった。むしろ、そのスムーズさに驚いたほどだ。この事実は「オベーション」の販売に、とても有利なものとなるだろう。

次ページ>>>
大自然を上から見下ろす「ノーススター」