出雲市で「観月会」、日本百名月の倉留寺、60人が参加
全国37カ所、中国地方で初めて「日本百名月」に選ばれた島根県出雲市の倉留寺(そうりゅうじ)で9月14日、観月会が行われた。宍道湖を見下ろし、湖面に鮮やかな「月の道」を描いた中秋の名月に、参加者からはどよめきに似た感嘆の声があがった。
出雲観光協会が、松江市−出雲市間を結ぶ一畑電車とタイアップして企画。倉留寺では大正琴の演奏会のほか、本堂で抹茶と饅頭のおもてなし、月見弁当を食べながら月見酒を楽しんだ。電車内では出雲観光協会の職員の指導で俳句教室が行われ、参加者は月を愛でる時間を堪能した。
中国地方初の日本百名月に選ばれた倉留寺
参加者は60人。インターネットで知ったというニュージーランドの観光客もいた。
日本百名月は、月を観光ブランドとして定着させようと、日本各地の「名月」を国内外にアピールしている。夜景観光コンベンション・ビューローとKNT−CTホールディングスが活動主体で、一定の基準を満たした地域、施設を百名月として認定している。
情報提供:トラベルニュース社