メキシコ メキシコシティ / 「ミスコアック遺跡」の一般公開が開始されました
1917年より発掘調査開始が続けられてきたメキシコシティの「ミスコアック遺跡」、スペイン語では「La Zona Arqueologica de Mixcoac」が、2019年8月24日より一般訪問者向けに公開されました。
Mixcoacとは「雲の蛇を崇拝する場所」というような意味です。
同遺跡は地下鉄7号線のSan Antonio駅近く。ペリフェリコを車で北上するとコストコとは反対側の右手に見ることができる住宅街の中の小さな遺跡です。
これにより、メキシコ国内では194ヵ所目、メキシコシティ市内では5ヵ所目に一般公開された遺跡となります。
主に火山岩で造られた遺跡内には宗教行事が行われていたと考えられる広場や、当時の住居跡などが保存されているほか、小さな博物館も併設されており、1961年に開始されたペリフェリコの建設の際に出土したモニュメントの一部も展示されています。
メキシコシティ市内やメキシコ全土には、まだまだ未発掘または発掘途中の遺跡が点在しており、今後もスペイン人の渡来以前の遺跡が公開されるものと思われます。
古代遺跡の上にそびえ立つメキシコの首都、メキシコシティ。改めて歴史の重みを感じますね!
※詳細(INHA: メキシコ国立人類学歴史研究所のウェブサイトより)
https://www.inah.gob.mx/boletines/8411-abre-inah-la-zona-arqueologica-de-mixcoac-una-ventana-al-pasado-de-la-cdmx (スペイン語)