主要49社、第1四半期の国内は2.9%増、外国人も7.6%増と好調
観光庁が取りまとめる主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、2019年度第1四半期(2019年4月1日~2019年6月30日)における国内旅行、外国人旅行、海外旅行を合計した総取扱額は4.5%増の1兆3045億7249万円となった。国内旅行が2.9%増の7113億4650万円となったほか、外国人旅行が7.6%増の713億2728万円、海外旅行が6.4%増の5219億9871万円といずれも前年を上回った。
このうち国内旅行は、取り扱いのないエスティーエートラベルを除く48社のうち22社がプラス成長。取扱額の上位はJTB11社の2474億789万円、KNT-CTホールディングス13社の831億2422万円、日本旅行の757億9979万円などとなって順位に変動なく、一方伸び率ではエヌオーイーが53.3%増、郵船トラベルが17.7%増となったが、3位に日本旅行が17.6%増でランクインしている。
外国人旅行では、取扱額はJTBが278億8641万円で1位となり、ついで日本旅行が145億9349万円、エイチ・アイ・エス(HIS)が127億8万円などとなった。伸び率では、取扱規模は1000万円台と小額ながらエムオーツーリストが175.7%増でトップ。2位はANAセールスで62.7%増、3位はJR東海ツアーズの51.3%増となった。
募集型企画旅行の取扱状況では、国内旅行は人数が0.8%増の756万1900人、取扱額が5.5%増の2294億3837万円となり、海外旅行と同様に単価の上昇が見られた。一方、外国人旅行は人数が3.4%減の14万9391人、取扱額が12.2%減の17億8454万円となった。
なお、6月単月では、国内旅行が2.9%減の2273億5031万円、海外旅行が3.1%減の1739億3833万円と苦戦し、外国人旅行は7.0%増の199億3033万円となったものの、合計では2.6%減の4212億1897万円となった。