個人旅行客への対応強化し改修オープン 富山県・金太郎温泉
富山県魚津市の「金太郎温泉」は2019年6月21日、全客室の半数に相当する40室をリニューアルおよびリフレッシュなどを終えグランドオープン。合わせてコンセプトダイニング「菜波(なば)」を会食会場として新設。個人旅行客への対応を強化した。
今回の計画は、個人客の増加とともに高まっているベッド希望の需要に応えるため「畳文化を残した合理的な部屋づくり」が目的。そのため改修した客室は和風ツイン仕様とし、布団敷きなど客室内でのサービスやセッティング対応を最小限にすることにより、宿泊客のプライベートな空間、時間を大切にした対応へ切り替えた。
2019年4月にオープンした光風閣は、1室2人をベースに最大4名利用を想定した個人向けの棟とした。このうち3階と4階は新ブランド・別邸「峰の界」へグレードアップし、3階の15室は全室バス・トイレ付きの和風ツインルームに、4階の2室はエグゼクティブフロアにリフレッシュ改装した。
光風閣別館は19年2月と3月に分けてオープン。個人と団体・グループが兼用できるフロアと位置づけている。客室は、畳床にシモンズ製のベッドを採用したツインをベースに、畳スペースにはお遊びクッションなどを設置した。旧客室にはなかった浴室設備も、シャワーとバスタブを合体したシャワーバスを備えた。
コンセプトダイニング菜波は、和食とワインを楽しめる食事会場として整備。宿泊客が楽しんだワインや日本酒の空ボトルにサインをしてもらい、会場内の棚にディスプレイとして残す演出も行った。
情報提供:トラベルニュース社